旧サブカル・カムカム

メインコンテツの更新は別ドメインにて、引き続き行なっています。社会人になっても、アニメやゲーム、マンガをじっくり楽しみたい!管理人が別格で好きなアニメ作品は『Darker Than Black−黒の契約者−』と『機動戦士ガンダム00【ダブルオー】』。
 

テイルズオブエクシリア感想/プレイ日記

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テイルズオブエクシリア2感想/プレイ日記02/PS3

 Chapter7「分史世界破壊命令」クリアまで。今まで何気なく、知らず知らずのうちに破壊してきた分史世界ですが、今回(ビズリーの命令とはいえ)自発的に他の世界、人々を破壊するにあたり、その葛藤やら覚悟が丁寧に描かれていて好感触。ゲームのシナリオを追うという意味では、今作とても安心して見ていられます。汚れ役を買って出るアルヴィンなど、前作の(結果的に)「自分さえよければいい」といわんばかりの姿からの成長がみられて、格好いい。

 本作はルドガーとエルをめぐる物語だと思われるので、ジュードたちはあくまでも「脇役」といった描かれ方ですが、良くも悪くも主人公たちらしくなかったということが、ここにきて彼らをとても生き生きと描いてくれているように思います。このあたりから本格的に始まるキャラクターエピソードも、ある種の「主人公補正」を解かれたジュードたちが、思い通りにならない現実に翻弄されながらも、前向きに自分たちの戦いをしているのが、とてもいい。現在十章までクリアできているので、ル・ロンドでの住民の声が聞けるのですが(ジュード・マティスという名前が世間に知れ渡っていて、名所のようになってる)、その名声とは裏腹にオリジンの開発がうまくいっていないわけで。その世間の期待と自身の現実のはざまで苦悩しながらも、ちゃんと前を向こうとしている姿がカッコイイ。前作ラスト時点では、源霊匣という可能性のみでガイアスの理想を斬ってしまって、「えっ本当にそれでいいの?」という感じの決着だったのですが、ここまでちゃんと書いてくれさえすればあの結末も納得です。本当に前作の「もうちょっと」というところに、ちゃんと手が届いているゲームです。

 そして、ついに、ミラ登場。しばらく見ないうちに、ずいぶんとシスコンになっておりました。いや、まあ前作のミラではなく、分史世界のミラだったのですが。六歳でアルクノアを殲滅した(つまり、シェルが解放されていない)という世界にも関わらず、こちらのミラ様の方がずいぶんと「人間らしい」というのが皮肉というか。正史世界のミラほど強くなかったからこそ、何も考えずに使命に殉ずることができたということなのか。とはいえ、視力を失ったミュゼに苛められ、姉にすがるミラも、作ったスープがうまいといわれても、素直に認めない、ツンデレる分史世界のミラ様も、むしろ、「こーゆーミラが見たかった」自分としては、アリ。普通に女の子してます。可愛い。いや、あざとい。沢城みゆきさんの、かわいい声は反則だ。

 また逃げていたユリウスも、この分史世界であっさり再開。これからどうするんだろう、また逃げるのか、と思ったら、さりげなくルドガーについてきます。こちらもなかなか堂に入ったブラコン。家族という共同体の繋がりが、良くも悪くも薄くなってきた昨今、義妹を登場させて新しい家族観に適応していこうという作品も少なくない中、テイルズは実姉妹、実兄弟で攻めてきます。なんつーか、地味に萌えるな。実妹、実兄アリだアリ。

 タイムファクターであったミュゼを倒した際、この分史世界ごと消し去ってしまうはずのミラまで、正史世界にお持ち帰りしてしまいます。そうした存在のことを、「クルスニクの鍵」と呼び、ビズリーはまさにそうした存在を探していたとのこと。だけれど、本当にその力を持っているのはエルだと思われる中、ルドガーにこそ宿っていると誤認したまま物語は進みます。ここの選択肢、最初はビズリーに気づかれないように「俺の力」の方を選んだのだけれど、どうも自分が思っていた選択肢ではなく、ロードして別の方を選んだら、ユリウスにその事実を隠すように言われます。おおっ、やっぱり「エルという少女は何者なのか」というのが、作品の根幹なのか。丁寧に伏線を張り巡らしている印象があるので、その伏線が綺麗に収束される瞬間がいまから楽しみだ。

→分史世界のフィールドBGMが好き

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テイルズオブエクシリア2感想/プレイ日記01/PS3

六時間ちょっとで、Capter6「クランスピア社」まで。「骸殻モード」も解放されたので、これで大体システム上の追加要素は一通り出そろったかな、というところ。ミラを除く前作のパーティメンバーも出揃い、チュートリアル的な内容はこれで終了だと思われます。そんなわけで、ファーストインプレッションをば。

 なにはともあれ、今作をプレイして、初めて自分がエクシリアをとても好いていることに気づきました。前作で冒険した町やダンジョンをめぐるだけで、いや、音楽を聴くだけでなんというノスタルジック。前作時点ではなんかいまいちだと思っていたジュードも、今作ではまっとうに成長している感があって、「えっ、あれこいつこんなに格好いいやつだったっけ……?」と戸惑ってしまう始末。まあ、あのぼさぼさヘアが「オシャレしている」らしいというチャットを見たときには、やっぱり何かずれているよジュードと安心した気持ちになりましたが。

 前作中では、ジュードたちが大切な仲間であるというほどに、絆を深めているようには思えませんでしたが、あれから一年、ルドガーの目からとおしてみる彼らは、立派に「世界を救ってしまったパーティ」をしています。今作が兄弟や父娘という血のつながった家族をテーマにしていることを思えば、もしかしたら前作は「疑似家族」的な描きであったのかもしれません。

・ルドガー、強すぎる。

 前作の主人公ジュードもだいぶ優遇されているキャラでしたが、それを上回るほどの強さ、そして、速さ。前作以上に「弱点属性を突く」ということが重要な本作において、ウェポンシフトにて、斬撃、打撃、銃撃を一手に引き受けられる彼は、パーティにはなくてはならない存在。現状ルドガーをパーティから外せない(ロックがかかっている)とはいえ、彼がパーティにいる限りは、個々の武器属性をあまり気にしなくていいので、割と柔軟にパーティが組めたりします。

 また骸殻モードは、ゲージが貯まりやすいうえに、どの技も強力なので、雑魚戦でも重宝します。通常攻撃は使わず、大体斑なんとかを連続で使い、敵が離れたら、絶影で追いかけるというスタンス。ルドガーさん、だいぶしつこいキャラクターになってます。

・クエスト五つ縛り

 クエストは一度に五つしか受けられませんが、今のところ特に困ることはないかなぁ、と。クエストは大別すると、魔物討伐系、アイテム収集系、サブイベント系の三つに分かれると思うんですが、収集系は別に依頼を引き受けなくとも達成できるので(必要なアイテムが揃っていれば、依頼を受けた時点で依頼終了)、基本的には魔物討伐系のクエストを受けて進むことにしてます。そうすると大体が五つにも満たないので。

・パーティ変更は町のみ。

 上に関連して、現状パーティの変更は町のみとなっている件について。前作のような戦闘中の入れ替えができないようになっています(メインチャプター中も何かと理由をつけて、四人以下のパーティになります)。これも発売前には続編なのに前作でつかえた機能が減るなんてと思っていましたが、蓋を開けてみれば、あまり気にならない。クエストの報告でしょっちゅう街へ戻ることになるし、前作である程度使い込んできた彼らをあえて弱体化した状態で使うこともないかな、という気になってくる。そして、何よりも「ルドガーを使いたい!」という気になってくるんですよ。たぶん、この縛りは性能的な問題もたぶんに含まれているとは思いますが、プレイヤーにはルドガーを使用して遊んでほしいというスタッフ側の考えも入っているんじゃないかと。

・ルドガー・ウィル・クルスニクというキャラクターを演じるRPG

「セリフは一切なし」という、テイルズにおいては冒険した主人公となっているルドガー。自己投影して彼の発言を選ぶというよりは、PVやOPをヒントに、「ルドガーという青年ならこう考えるんじゃないか?」という発想で選択肢を選んでいます。実際に遊んだことはないですが、設定したキャラクターを演じるというTRPGのイメージに近いんじゃないかと。完全にレッドドラゴンにおけるTRPGのイメージですけれど。

 OPの兄ユリウスと戦うルドガーの強い意志を秘めたような目、チャットなどみられる戸惑ったような表情。

 前作のジュードが「思想なき優しさ」によっておせっかいを焼いていたのだとすれば、今作のルドガーはもう少し大人の目線から人を見捨てられない、優しい人間なのではないかと。前作においてジュードは「選べない選択肢もある」(精霊と人の共存の道を選んだとしても、ミラとは一緒にいられない)ということを学んだのだとすれば、ルドガーは「選べない選択肢はある」し、自分の選ぶものは決まっている=兄さん──というかおそらく「家族」──のだけれど、その選べなかった方のことも思ってあげられる人なんじゃないかなぁ、と。

 これは分史世界を破壊していくという物語を思えば、とても重要なことなのだと思います。何せこれから彼が出会う世界、人は、すべて選ぶことができないもので、自分たちが決して選ぶことができない選択肢を突きつけられ続けるわけだから。選ぶことはできない。だけれど、その選ぶことができない選択のことを考えなくていいわけではない、という含みがうまいと思います。逆にいえば、そうした思いを馳せることなく、分史世界を破壊するよう指示するビズリーはやはりどこかで敵対する存在なのだろうな、と。


・唐突すぎる始まり

 前作エクシリアの、まさに「ここから冒険が始まる」と言わんばかりに、世界に入り込んでいく感覚とは、真逆の「唐突に始まる」感じが続編らしいと思いました。いや、このプレイヤーを置いてけぼりにした始まり方は、真っ先にFF13を彷彿としましたが。ちゃ、ちゃんと感情移入できる続きになっていてよかった。

 あえて、突然の始まりっぽく演出されているのは、例えば、ルドガーやエルの境遇と重ねているところがあるんだと思います。突然自分たちの日常が破壊されるような感覚。まさに突然の借金地獄。

・どう見ても、ルドガー。

 エルのパパが、どう見てもルドガーとしか思えないし、特に隠している感もないんですが、いったいどういう岐路をたどれば、このルドガーがエルのパパになるのか、私気になります。パラレルワールドものだと思っていたけれど、タイムトラベルものだったのかな。

テイルズ オブ エクシリア (特典なし)
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テイルズオブエクシリア感想/プレイ日記05/ミラ編/PS3/揺るぎなき信念のRPG/バンダイナムコゲームス

テイルズ オブ エクシリア (特典なし)『テイルズオブエクシリア』のネタバレ感想/プレイ日記です。ミラ編クリア。最終的な感想は、十五周年記念作品らしく「問題作」だったな、というもの。ただこのシナリオが抱える問題は、テイルズに限らず、ほとんどのRPGに言えるものですが。
「テイルズオブエクシリア感想/プレイ日記05/ミラ編/PS3/揺るぎなき信念のRPG/バンダイナムコゲームス」続きを読む

テイルズオブエクシリア感想/プレイ日記04/ミラ編/PS3/揺るぎなき信念のRPG/バンダイナムコゲームス

テイルズ オブ エクシリア (特典なし)『テイルズオブエクシリア』のネタバレ感想/プレイ日記です。再び、ワイバーンにて飛び立つところから、クルスニクの槍を破壊し、ミラが消滅したところまで(第三部終了)。感想ではナハティガルをスルーするけど、いままでで一番の強敵だったよ。秘奥義の効果範囲が広くて、まとめて狩られまくってた。ローエンとナハティガルの若い頃は、ドラマCDや小説で補完されそうな印象です。
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テイルズオブエクシリア感想/プレイ日記03/ミラ編/PS3/揺るぎなき信念のRPG/バンダイナムコゲームス

テイルズ オブ エクシリア (特典なし)『テイルズオブエクシリア』のネタバレ感想/プレイ日記です。レイア加入から、シャン・ドゥでワイヴァーンを入手し、飛び立つも、案の定撃墜されるところまで。イル・ファンまでの道のりは遠かったけれど、いよいよもうすぐそこまで迫っております。称号欄を見る限り、全体三分の一ぐらいのところなのかな。
「テイルズオブエクシリア感想/プレイ日記03/ミラ編/PS3/揺るぎなき信念のRPG/バンダイナムコゲームス」続きを読む
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