「ますます吉野を好きになってしまうっ!」(鎖部葉風)
『絶園のテンペスト』第二十一話「何やら企んでいるようであり」のネタバレ感想です。
◇
愛花殺人容疑をかけられた羽村でしたが、二年前のアリバイを証明するというまさかの展開で、とりあえずシロに。でも、羽村の彼女「ゆっちゃん」(肌が雪のように白いことから命名)がどうも愛花と重なるような気がするんですが。これはもしかして出るか、お約束の「双子入れ替えトリック」! その日一晩中二人で過ごす予定だったのが、そうではなくなったという理由が、あとで意味を持ってきそうだ。
あとは「絶園の魔法使い」と目されている、吉野と羽村がそれぞれ作中で彼女を秘匿しているというのは、なんだか意味深長ですね。
吉野のことを好きになりすぎたあまりに、前後不覚になった(笑)葉風さんが、吉野の彼女について詰問し出す流れも、城平京らしからぬラブコメっぷり。馴らされた城平ファンならば、おそらくは「えっ?」と思っていたであろう、第4巻のあとがき、「次巻はラブコメ編です」発言ですが、割とまっとうにラブコメやっちゃってます。
絶園のテンペスト(4) (ガンガンコミックス)
絶園のテンペスト1-3巻 セット (ガンガンコミックス)
→前回第20話「理不尽な話だ」の感想へ
→次回第22話「」の感想へ
→『絶園のテンペスト』感想インデックスへ