セイクリッドセブン <豪華版> Vol.01 (初回限定生産) [Blu-ray]「オペレーションミラーフォース!?」(メイド隊)

『セイクリッドセブン』#4「学園祭のオニ」のネタバレ感想です。鏡さんのES(エンゲージメントスーツ)がアシを倒した。ただそれだけで、こんなにも嬉しいなんて。ついつい鏡さんの台詞ばかり引用してしまう。


「オペレーションミラーフォース、ミッションコンプリート」(鏡誠)

 みんな学園祭ムードに酔いしれ、我を忘れる中、いつもと変わらぬ鏡さんがただ一人輝いている……とか、そんな鏡さん好きの期待を一心に背負った第四話でしたが、終わってみたら、一番ノリノリだったのは鏡さんだという。鏡さん、やはりそういう人だったのか。ハーバード大学を卒業し、今さら日本の高校なんてとぶつぶつ言いながらも、卒業する頃には学園生活を最もエンジョイしていてもおかしくない人だと思った。この人は、どこでも生きていける

「オペレーションミラーフォース」作戦が始動してからは、ありとあらゆるシーンで爆笑していたわけですが、こういうギャグ回こそ、作品のエッセンスが詰まっているものですよね。何故だろう? ライターさんにとっては、息抜きに見せて、どこまでも物語の核に迫るというのは、一種綱渡り的な面白さがあるんだろうか。そんな気持ちもなんとなくわかるので、自分はこういう回こそ熱心に物語を読もうとしたりしますけれど。

 今回でいえば、ルリが飲んでいたのが栄養剤ではなく精力剤でしたけど、あれはこれまで散々描かれ続けてきた「対価の過剰性」を高度に抽象化したギャグだと思いましたねっ!(笑)

 引き続きそんなルリの「危うさ」もとい「うっかりさ」を描きつつも、学園祭を守ってくれたアルマと鏡さんに差し出したのが「おにぎり」(宝石のようにお金を過剰にかけたものではなく、気持ちを込めた手作りのもの)というのが、身の丈に合っているというか、過剰すぎていないという意味で、上手くハマってますね。いや、まあ鏡さんからしたら、お嬢様の手作り料理とか卒倒してしまうほどかもしれませんが。価値というのは、人それぞれなものなのです。

 あとは、セイクリッドセブンへの変身が必要とされたとき(ようは宝石が必要になったとき)、アルマが若菜からもらった小石を眺めている辺りで、やはり落としどころはこの辺りになるのだろうな、と。アルマのセイクリッドセブンの姿を見ても、素で受け入れてくれる辺り、若菜さんの良さが詰まっているよなぁ。

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TVアニメーション「セイクリッドセブン」オリジナルメイドアルバム  はんどめいど☆そうるめいと』
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