![TIGER&BUNNY(タイガー&バニー) 3 (初回限定版) [Blu-ray]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51K14QkpiuL._SL160_.jpg)
『タイガー&バニー』第六話「Fire is a good Servant but a bad master.(火は従順なしもべだが、悪しき主人でもある)」のネタバレ感想です。アニエスさんの目の前に、モンスター兵器が現れた瞬間が、妙にツボってしまった。どこから出てきたんだよ。神出鬼没すぎるだろ。
◇
「人が死ぬって事、どう思ってんだよ!」(鏑木・T・虎徹)
ネイサン・シーモア掘り下げ回と思いきや、引き続き虎徹、バニーちゃん絡みのエピソード。2クールものだと思うけれど、このテンポで物語が進むのならば、他のヒーローはそこまで描かないのかな?
今回も虎徹とバーナビーは、「似たもの」同士という描かれ方。ウロボロス関連で、冷静さを失ってしまうバーナビーの方ばかりに目が行きそうですが、犯罪者の「死」に無頓着なハニーちゃんに声を荒げてしま虎徹も見逃せない。どちらも冷静さを失う瞬間を持っていて、それが二人とも「死」に関わっている。
これは、やっぱり虎徹の奥さんは亡くなっているのかなぁ。前々から、娘と一緒に住もうともせず、ヒーローの仕事に没頭しているのはなぜか?という疑問を持っていたけれど、その辺りの理由はここにありそう。「人を守るのがヒーローの役目」とはレジェンドから受け継いだものだけれど、虎徹が頑なまでにその信条を貫こうとする背景には、まだ他にも理由がありそうな感じ。
#ヒーローという職業自体、あの世界ではある種「憧れ」を持って捉えられるものなのに、娘にそのことを話していない辺りも、怪しい。
一方、バーナビーの方は、自分の両親の「死」から目をそらしてるっぽい。犯罪者の死に鈍感な部分も、自己防衛なんじゃないだろうか。油断してると、泣いちゃうから。「死」に過剰反応してしまうのが虎徹ならば、「死」から自分を遠ざけて反応しないようにしているがバーナビー。でも、根っこはどちらも「死」を重く受け止めていて、それが契機になってヒーローをやっているという似たもの同士。
そして、そんな二人と対比される形で描かれているのが、今回登場した謎のヒーローだよな。公式HPのキャラクター紹介欄に、さらっと前回出てきた裁判官ユーリ・ペトロフが追加されているので、正体は彼なんだと思いますが、「犯罪者は犯罪者、悪である」という正義の元で裁いていってるキャラっぽい。ファイヤーエンブレム曰く、これはもう「下品な炎の使い手」だろ。ネエサンにはなんとか一矢報いてほしいな。
![TIGER&BUNNY(タイガー&バニー) 1 (初回限定版) [Blu-ray]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51OKPOQHc6L._SL160_.jpg)
TIGER&BUNNY(タイガー&バニー) 1 (初回限定版) [Blu-ray]
TVアニメ TIGER&BUNNY キャラソンシングル
→前回第05話「Go for broke!(当たって砕けろ!)」の感想へ
→次回第07話「The wolf knows what the ill beast thinks.(蛇の道は蛇)」の感想へ
→『TIGER&BUNNY(タイガー&バニー)』の感想インデックスへ