キャサリン(特典なし)「わたしのこと、気に入ったんでしょ?」(キャサリン)

 PS3・Xbox360のマルチタイトル「CATHERINE」のネタバレ感想です(僕がプレイしているのはPS3版)。珍しく発売直後に攻略開始。現在は第5夜まで進行。


 難易度の方はイージーで。最初はノーマルでプレイしていたのだけど、第二夜ぐらいから厳しくなってきた。イージーにすれば、そこまで難しさは感じないかな。難しいと聞いて、尻込みしている人はイージーモード推奨で。

 シナリオの方が非常に面白いので、パズルの方で挫折するのはちともったいない。なので、積極的に、他の羊と「技」を教え合っていった方が良いですよ。バーでの客との会話(悩み相談)も、その客が悪夢を生き抜けるかどうかに関わっているそうだから、もしかしたら技の情報交換も関係があるのかもしれませんし。



 初回プレイは、二人のキャサリンどちらかに絞るわけでもなく、気ままにプレイを続行。素直に選択肢を選んでいたら、すごい勢いで八方美人になっていて笑った(青と赤のゲージの真ん中を行ったり来たりしている)。これは、間違いなくどちらにも刺される展開

 発売前のPVからドリルの方のキャサリンがやばいのはわかっていたけれど、彼女の方のキャサリンもたいがいであった。ヴィンセントとのエピソード(彼女が落ち込んでいるときは夜中でも駆けつけた)などを聞いてると、こっちも可愛らしいと思ったものですが……

#元々プレイヤーは彼女との思い出を重ねていない――いってみれば、すでに完成された関係を見ている――ので、これから関係が作られるCatherineの方に靡きかねないのだけど、そこは上手いこと調整されていたように思います。

 妊娠疑惑から一転して、外堀の埋め方が容赦なさ過ぎて、噴いた。とどめの「銀行預金、わたしが管理します」。こ、これは、厳しいな。煮えきれないヴィンセントも悪いのだが、現実問題女性から結婚を仄めかされるのは、なかなかに辛いものがある。自分の稼ぎが安定していない、あるいは職が得られるのかどうかわからないときは、なおさらだ。そーゆー意味では、尋常じゃないレベルで、ヴィンセントに感情移入している気がするなぁ。本当に他人事だと思えない



 現実世界でのヴィンセントの状況が悪化すればするほど、反比例していくかのように悪夢の中では英雄視されていくのが面白いな。これも一つの二面性。いまは悪夢から逃れるために、上へ上へと向かっているわけだけど、現実世界での状況次第では、悪夢の方を求める展開もありそうだ。

前回『キャサリン-Catherine-』体験版の感想へ
次回「恋人バッドED」編の感想へ
PS3ゲーム『キャサリン-Catherine-』の感想インデックスへ