
『スイートプリキュア♪』第一話「ニャプニャプ~! スイートプリキュア誕生ニャ♪」のネタバレ感想です。第一話からして、哀愁漂う内容です。この子たち、確か中学生だよな。
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「いろんな運動がしたいから、部活は助っ人専門だけどね」(北条響)
いろんなことに興味があるからまだ一つに決められない。そんな若い身空だというのに、なんだこの、漂ってくる哀愁は。あみっけが声をやっているせいなのかそうなのか。端的にいって、なんか、可哀想だよこの子!
#ちなみに、僕はナージャ以来の小清水亜美ファンです。この番組を見ている理由も九分九里それが理由です。
そんなお年で「根無し草」みたいな立ち位置じゃなくて良いじゃん。
とか、思いつつも、次回予告を見る限り、奏が入学早々自分のやりたいこと、居場所を見つけたことに反発しているような、そんな気もする。あなたの隣にいていいのは、私だけだったのに! みたいな。やばい、この子可愛い。
「どうせ、響は覚えてないと思うけど」(南野奏)
「なにそれ、知らない、そんなレコード」(北条響)
で、逆に奏の方は奏で、スポーツ系クラブに引っ張りだこだった響を見て、自分も寂しくて一つの居場所を見出したとかなんじゃないかなぁ。そんなちょっとしたすれ違い。似たもの同士の二人。
#何気に、プリキュアシリーズで、昔は仲が良かったけど、今は犬猿の仲って初めてだったりしますよね。初期の「ふたりはプリキュア」辺りに近い感じではありますが。
「幸せのメロディ」と同じ音符で並べ替えたら、「不幸のメロディ」が生まれる。
セイレーンとハミィの実力は、「伝説の楽譜」を歌えるほどには拮抗している。
幸せと不幸は表裏一体、喧嘩するほど仲が良い。違っているようで根っこは同じみたいな、この辺りがキーワードなのかな、と思ったりもしますが。違いというか、本当にもう、それこそ「音楽性の違い」程度だよなぁ。あってないような違い。
とくに、セイレーンとハミィに関しては、アフロディーテさんの好みだよな。セイレーンの実力は彼女も認めていたわけだし。個人的には、人を幸せにする歌よりも、人の悲しみに寄り添うような歌が好きなので、マイナーランドだって良いじゃないと反転するだろう中盤以降がより楽しみかも。
「届け、二人の組曲!」(キュアメロディ/キュアリズム)