「私は天使なんかじゃないわ」(天使)

『Angel Beats!』第一話「Departure」のネタバレ感想です。確かに、天使が攻撃をはじく時、0と1が出てるなぁ。


 見ようか見まいか悩んでいたのですが、実は電脳世界?みたいな話を聞いたので、それはどうなんだ、と。そんなわけで、感想書きます(笑)。うーん、どうなんでしょうね。確かに、天使の攻撃や銃弾によって傷ついた電灯が修復される時に、それっぽい描写が見られますが。

 どうか、彼らが、彼らの物語を終えられますように。
 手を振って、見送れますように。
 よかったね、と。(天使)


 公式HPのこの言葉に、グッと来た身としては、やっぱり死んだ人VS天使の構図が熱い気がするけれど、仮死状態になっていて(当人は「死んだ」と思っている)、意識を取り戻すのも、それはそれで熱いかもしれない。

 海の生物限定の転生ネタもありましたが、その死生観を扱うのであれば、あの時が止まった世界に留まり続けることを願った「死んだ世界戦線」は、どうなのかと。

「死」という有限があるからこそ、人は「今」「ここ」で過ごせることが大切なのに、それとは真逆の、どこでもない世界でいつまでも生きることはどうなの?と

 視聴者に疑問を持たせる形になっていて、ゆりらがやっているAngel Beats(「天使打倒作戦」とでも言いましょうか)に共感を持たせないようにしている気がする。

 麻枝准さんのインタビューによればタイトルには重大な意味を持たせていると言うことですが、それこそそれならば、Angel Beats、天使のようなささやかな鼓動の(生きてはいるけれど、意識がなく眠り続けている)少女達のお話なんじゃないかなぁ、と思ったりはするわけですが。

→次回第02話「Guild」の感想へ
『Angel Beats!』の感想インデックスへ