「立派なもんだねぇ、松吉」(キコ)『Darker Than Black−流星の双子(ジェミニ)−』第九話「出会いはある日突然に…」のネタバレ感想です。松吉さんとキコのコンビやっぱいいなー。猫<マオ>との因縁といい、めちゃくちゃ笑わせていただきました。
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「蘇芳じゃない。蘇芳のはずない。だって、あの子は、八年前に死んでいるのに」(牧宮麻子)
自分のことをちゃんと見てくれていたと思っていた黒<ヘイ>が、実は全然見てくれていなかった(銀<イン>を見ていたという誤解)。恋心に気づき始めた蘇芳にとっては、それだけでも大問題で、わけがわからないところに、この一言ですよ。そもそも「自分」という存在すら虚構だった。
視聴者からすれば、わかっていたことだけど、これは辛い。
辛いけれど、同時に今までのそこかしこに希望は残っていて、そして、今回にもそれはあるんじゃないかなぁ、と思いました。
何と言っても、やっぱり久良沢凱とキコのコンビですね。
自分で空気あってないんじゃね?とか言ってましたが、やっぱり作中解を語るのはこの人たちなんだなぁ、と(前期黒の契約者でもやっぱりそうだった)。
そもそも「久良沢凱」自体が虚構の存在なんですが、大事なのはキコがちゃんとそれを知っていたということで。どんなに虚構で塗り固められたとしても、そばにいる人はちゃんとわかっているということですよ。
蘇芳の場合もおんなじで。たとえ本当の蘇芳が八年前に死んでいて、今の蘇芳が紫苑とパブリチェンコ博士に作り出されたものだとしても、「蘇芳・パヴリチェンコ」として生きてきたことには変わりない。
気づいていなかったかもしれないけれど、ニカに恋していた。
気づいていなかったかもしれないけれど、ターニャに嫌われかけていた。
気づいていないのかもしれないけれど、黒<ヘイ>に恋している。
いろんな写真に残してきた、今まで彼女が見てきた「思い出」は紛れもなく「ほんもの」で色あせない。そして、何よりも今、猫<マオ>やジュライがちゃんと彼女のことを見てくれている。
だからこそ、この物語の結末は、猫<マオ>やジュライが見てきた蘇芳・パヴリチェンコが何を選択するのかということなんだろうな。紫苑や博士が思う彼女ではなく、黒<ヘイ>が思う彼女でもなく、きっと猫<マオ>やジュライが、そして、蘇芳自身が思う「蘇芳・パヴリチェンコ」が何かを選ぶ。
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ひげを剃った時の鏡が割れていて、黒<ヘイ>さんの顔が三つに割れていたのが印象的なんですが、これあれですよね。黒<ヘイ>さんの三面性についての描写ですよね。契約者、人、狭間の者という、彼が持つ三つの側面。それはEDでも、蘇芳やジュライと共に描かれていることを思うと、やっぱりこの三人が最後の時に重要な役回りなのかなぁ。ラスト三話刮目しよう。
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