「わたし、母親でいる自信あるもの」(ユンボ)

『亡念のザムド』第四話「この世に響く耳鳴りの数々」のネタバレ感想です。イイ。お母さん(=ユンボ)最強です。


「漂っているのなら、私も! 私も彼らと同じです!!」
「……だったら、向こうに行っちまえばいいじゃないか」(ナキアミ&紅皮伊舟)


 うおー、このすれ違いっぷりはたまりませんな。
 過去も帰る国も失ったテシクの民が漂っているというなら、同じテシクの人間である自分も漂っている。そうナキアミはいうけれど、伊舟はナキアミの「帰るところ」になりたいんだよな。

 第六話まで視聴した段階で書いているので、もっと核心を突いた言い方をすれば、伊舟はナキアミの「母」になりたい。

 だけど、肝心のナキアミには娘である自覚もなければ、ザンバニ号が自分の「家」だとも思ってなくて、それが伊舟にとっては何とも歯がゆい。なかなか娘さんは親の思うとおりには育ってくれないのは、どこの世界も同じですね(笑)。

 そんな伊舟に、

「本当にそうなの?」(ユンボ)

 と、切り込むユンボさんは伊達じゃあありません。ナキアミがどんなに自分の思い通りにならなくても、伊舟は彼女の母をやめられないし、やめたくないんですよね、きっと。

 だからこそ、思い通りにならない、自分の気持ちが伝わらないナキアミを叩いてしまっても、「母」を投げ出せず、こうして傷つき自己嫌悪に陥っている。

 そんな伊舟を、何よりも心配しているのがザンバニ号の誰よりもお母さんやってるユンボって所が、もうたまりませんねっ! この二人の関係もある種「母と子」だなぁ、と感じるので、このシーン、スキです。



 テシクの民とザムドになった今のアキユキはそれまでいた場所を奪われたという意味では近くて、この『亡念のザムド』という作品は彼らが自分の「帰るところ」を取り戻す物語でもあるんだろうな、と。

 そういう意味では、今は確固たる「家」があるザンバニ号の船員も、多分一度漂流する(=離散する)ことになって、そこで改めて自分の「帰るところ」とは? というお話になっていくんじゃないかなぁ。

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