▼「Myself;Youself(マイセルフ;ユアセルフ)/第02話大切なメロディー/感想」更新。
▼最近疲れてます。これだけ疲労を感じるのも珍しい。ですが……、ダブルオーのことを考えていると元気になるという、我ながら現金な身体をしているなぁ、と思う次第(笑)。そのダブルオーですが、第一話感想を結構いい加減に書いてしまったので、金曜日にでも追記するつもりです。どういうお話を書こうかなぁ、と考えていたのですが、まずアバンとOPについて書こうかなぁ、と。マリナ×刹那を放送前から推していた僕ですが、それがいざ現実になると、びっくりして何もコメントできなかったし(笑)。あとは個人的にキーワードだと思っている「神」のこととか(宗教的なものじゃなくて、えっと、依存できるというか頼れるというか、安寧を与えてくれる存在というかうーん。あいばさんが「拠り所」と仰っていたのがしっくりくるかな。そのような存在について)。ソレスタルビーイングの立ち位置(本拠地が地上から見て、天上、宇宙にあることとか)もあからさまに「神」を思わせますよね。事実雑誌でソレスタルビーイングを「天上人」と称してあったりします。となるとあの母艦プトレマイオスは「天界」(「神の住まう土地」という意味で)になるのかなぁ。ソレスタルビーイング=天上人、プトレマイオス=天界とすると、そこから抜ける(地上へ降りる)というのはすなわちただの「人」になるということですよね。そして、マリナと刹那が出会うことになるのは「人」が住まう「地上」のはず。この辺り、なんとなくロマンチックですね。神様がお忍びで(刹那は任務で)地上に降りてきて、そこで運命の出会いを果たす、みたいな感じで(笑)。
▼これからソレスタルビーイングが行おうとしているのも、例えるなら神の定めた禁忌(この場合“戦争”ですね)を犯すものに鉄槌を下すようなものですから、彼らが「神」という捉え方で今の所は問題なし。その行為に対して、ティエリアは「人類は試されている」と神様らしい角度から捉え、スメラギ・李・ノリエガは小心者らしく「それは、悪行よ」と言っている辺りが良かったです。陣営がシャッフルされたら、スメラギさんは確実にマリナさんサイドに転がりそうな感じ。ダブルオーは「武力で戦争を停止させることの矛盾」と大々的に宣伝され、それが主題のように思えますが、僕はどちらかというと放送前から雑誌などを読んで感じていた、ソレスタルビーイングを「神」と思わせる設定の多さが気になるかなぁ。マリナさんメインヒロイン説もそういう観点(天上と地上の対比とか)から導き出したんですけどね。
コメント
かもめさんとの解釈の違いで起きた齟齬の原因は、そもそも僕が雑誌で前情報を仕入れたりしなかったからだと今回の記事で気づきました。ネットで公開された情報のみで視聴していたので、前情報ほぼゼロに近かったから刹那とマリナの関係性あたりしか正直読み取れていなかったのですよ。
何はともあれ、かもめさんの解説を受けて、今後一歩踏み込んだ解釈もできそうなので、非常に感謝しております。やっぱり序盤で掴むべき所をしっかり掴んでおかないと、中盤以降の展開で作品に置いていかれそうな気がするので。
にしても、ダブルオーのアバンは物語の構成におけるロジック的な意味と、宗教問題の表出のダブルミーニング的な役割で描写されていたのですね。今更ながら水島監督恐るべしだなぁ。
雑誌もそうですが、僕は結構第一話のアバンを重視する方ですかね。今回なら、侵略する側のいう「神」と刹那のいう「神」にブレを感じる、このブレは一体何だろうかと。統治する存在として語られる「神」と拠り所として語られる「神」で、「神」は作中二通りに解釈できると気づいたら、なるほど後者だと思っていたソレスタルビーイングが前者だった……みたいな展開も考えられるのかと。いや、これストレートすぎると思うんですが(苦笑)。
後者の「神」は実は「人」でも大丈夫なんだよ、というのがマリナさんから刹那へのメッセージでしょうかね?
本作のポイントは何でしょう、天上と地上、二種類の「神」辺りは僕も押さえておこうと思いますけれど、ケイタロウさんはどんな感じですか?