今さらながら、まだ感想を書いていないことに気がつきました。
というわけで、ガンガン5月号の感想。今月は『ヴァンパイア十字界』の最終巻が出るということで、紹介記事でも書けたらいいなぁと思う所存であります。木村有里さんの新作はまだかなぁ(現代物が読みたい)。
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◆精霊の守り人
京極堂シリーズ的な「憑き物」は許容範囲内ですが、こういう「憑き物」はいかにも苦手。だけど、藤原カムイさんの絵は、かなり映える。アジアンテイストが合っているなぁと思いました。
◆鋼の錬金術師
プライドの正体判明。
まさか、セリムが……という感じですが、確かに意味もなく、よく登場していたことを思うと、あまり違和感はない。大総統がプライドと会話していたのも、自宅ということか。地下で「影」を操っているのも、プライドでしょうね。
舞台が着々と構築されていきますが、これが爆発する時は本当にめちゃくちゃ面白いだろうなぁ。
◆はじめての甲子園
柳のちょっと「良い話」にほろっとした矢先、犬がバッターボックスに立つというギャグで、吹っ飛ばします。このギャップがたまらない!……のだろうか(苦笑)。
◆とある禁術の禁書目録
原作は未読。
「幻想殺し」という言葉に既視感を覚えながらも、これはちょっと続きが楽しみなお話。
◆スパイラル・アライブ
雨苗雪音が「ミカナギ・ファイル」を得た経緯に嘘があると、竹内理緒が指摘。何も知らなければ、平穏に暮らせるのに、ファイルを持つことで、一生涯狙われることになる。ならば、ファイルを記憶させるのはおかしい、と
で、その嘘ですが……、確信はないんだけど、これなら「ミカナギ・ファイル」を持つことで防御になるというのが、一つ思い浮かんだ。
まず、ファイルを持つとどうなるかだけど……、
生涯そのファイルを狙われて、身を危険にさらす。
しかし、ファイルを記憶している限り、
殺されてしまう可能性は低い。
つまり、何なんだ?ということですが、ミステリーの常道、「
入れ替わり」が起こっているのではないかと。もちろん、雨苗雪音とシャーロットの。雨苗にとって「身を守るものにならない」ファイルだけど、それをシャーロットが持つことで「身を守るものになる」。なぜなら、そのファイルを記憶している限り、殺すわけにはいかないから。
というわけで、雨苗に覚えさせるのは不自然でも、シャーロットに覚えさせるのは、あまり不自然ではない。
今、雨苗として生きているのは、シャーロット。結構、自信があるんだけど、どうだろうか。ただ、こうなると、あの火事の経緯が変わってくるんだよなぁ。
◆紅心王子
これは何号か前に読み切りでやっていたお話ですよね?
絵もホワホワしてて、割と好み。花さんが人間的に微妙に壊れた印象を与えますが、これを悪魔がいかに救済してしまうかというお話かな。魔界の未来を脅かすというのは、まあ十中八九
さくらくんが惚れてしまうからだと思います(笑)。
◆あぁ栄冠は俺に輝け
僕の知らない間に、世間では野球ブームでも起こっているのでしょうか。最近なんだかよく見かけるなぁという気がするのですが、気のせいかな。
先生が制服を着ている不自然さに、先に目がいってしまい、今の所はあまり楽しめずにいます。南ちゃんなら、ジャージ姿じゃなかったっけ?
◆王様の耳はオコノミミ
なーんか、普通に逆転しちゃってます(笑)。
「もっと続いてほしい」と願うキイチと「早く終わってほしい」と願うノア。対照的な二人の勝敗を分けたのは、未知なるものへの「好奇心」。
お好み焼き一枚五千円で売るという大阪代表をいかに打倒するのか――今から楽しみです。
いつも思うのですが、割とこの漫画、含蓄があるなぁ。ブックオフとかで見かけたら、まとめて読んでみよう。今回ライスバーガーの作り方が載っていますが、単行本にも載っているのかな?