・今月末から来月にかけて、好きな作家の新刊が続くので、今から楽しみにしています。中でも野村美月さんの“文学少女”シリーズ最新刊『“文学少女”と慟哭の巡礼者【パルミエーレ】』と、十年近く発売が待たれた有栖川有栖さんの学生アリスシリーズ(江神シリーズ)最新作『女王国の城』が、楽しみで仕方ないです。文学少女は最初っからクライマックス(笑)だし(←ちょっと立ち読みする限り)、『女王国の夜』は三年待ちました(短い?)。他にも、米澤穂信さんの『インシテミル』『遠まわりする雛』、森博嗣さんの『キラレ×キラレ』……と、今年の夏はまだまだあつい。(個人的に)遅れてやって来た夏はまだまだ終わらない……、終わってたまるかっ!

 文学少女は新刊発売に先駆けて、特集が組まれてます↓

ファミ通文庫◆FB Oline◆特集その1 ”文学少女”と禁断の妄執者【ジャンキー】たち
▼ちなみに、ファミ通文庫◆FB Oline◆のトップから入ると、“文学少女”天野遠子さんの壁紙も取れます。竹岡美穂さんのイラスト、ホント素敵だー。
▼そして、“文学少女”の今日のおやつでは、琴吹ななせさんの片想い日記を公開中。最近僕も名前を覚えてもらう、知ることの難しさを痛感したので、非常に面白かった。しかし、こんなに短くても、笑わせるところは笑わせ、締めるところは締める辺り、野村美月さんはホントすごい書き手だなぁ。尊敬!

・今回のタネ本は、宮沢賢治さんの『銀河鉄道の夜』ということで、さっそく発売前に読んでみようと、せっせと積み本を崩しましたよ。普通に、部屋に置いてあるぐらい、有名な作品。でも、なんとなく未読。そんな垣根を悠々越えさせる“文学少女”はやっぱりすごいよなぁ、と思います。
 古典作品になんとなく手が出ない人は、まず『“文学少女”と死にたがりの道化』を読むべし。フツウに“文学少女”に萌える人も是非是非(笑)。……ちなみに、僕の感想はこちらから(まだ道化と天使しかありませんけれど)。

“文学少女”と慟哭の巡礼者
“文学少女”と死にたがりの道化 (ファミ通文庫)
インシテミル