「わたしは、きっとその場所を求めている」(貴月イチカ)

『あの夏で待ってる』第二話「先輩といっしょ...」のネタバレ感想です。23世紀に機動兵器云々って(笑)


「行きたい場所が、あったから」(貴月イチカ)

 いやー、面白いです。
 何かを「残したい」海人と、どこかへ「行きたい」イチカさんで、対比されているんだろうな、という印象。それと共に、海人たちが映画を撮ろうと思ったのに明確な理由はないのに対して(今回哲朗がムリに映画撮らなくても良いじゃんという発言をする)、イチカさんの方は明確に目的を持って、動いていることが明らかになり、早くも彼らの関係に亀裂が入っているような印象すら受ける。

 そして、前回海人たちの無目的っぷりを賞賛していたのが、逆に新鮮に感じられたのだけど、やはり世の中そう甘くはないのか、二話にしていろんなひずみが入ってることを予感させてきます。哲朗がどうやら柑菜に好意を寄せているようだったり、美桜はそれを知りつつも知らんぷり。そして、柑菜は自分の行いに対して、バカみたいという後悔を。

 これは後悔なんてしないと断言したイチカさんと対比されている箇所なんだけど、何よりもふつうの日々を生きている人にとって後悔はそれこそ日常茶飯事。

「後悔なんてしない。この星に来れたんだから」(貴月イチカ)

 それがないイチカさんは、やはり非日常の存在。つまりは、海人たちとどれだけ仲がよい姿を見せても、そこには明らかな「断絶」がある。そして、それを越えようとした海人に、すかさず「拒絶」する辺りが痺れたよ。目的を持って突き進んできた彼女にとって、無目的な彼らとは本来交わらない。また「拒絶」のような、はっきりとした態度に、誰もが出られなかったからこそ、海人たちの関係があるのだというのも面白いところですね。彼らはどこに行き着くんだろう?

「ダメ。言っちゃ、ダメ。お願い、言わないで」(貴月イチカ)



 前回の感想でも書きましたが、引き続き、海人が非日常の光景を見ることができないというのがポイント。真実に限りなく近い妄想を思い描くことができても、決して彼が直接その光景を見ることはないという(今回も、先輩に「目をつぶって」と言われる)。あの手、この手で、彼が真相に辿り着くのを妨害している辺り、単純に面白く感じます。

あの夏で待ってる 1 (初回限定版) [Blu-ray]
あの夏で待ってる 1 (初回限定版) [Blu-ray]
sign 〈初回限定盤〉 TVアニメ「あの夏で待ってる」オープニングテーマ
sign 〈初回限定盤〉 TVアニメ「あの夏で待ってる」オープニングテーマ
ビードロ模様 TVアニメ「あの夏で待ってる」エンディングテーマ
ビードロ模様 TVアニメ「あの夏で待ってる」エンディングテーマ


前回第01話「困ります、先輩。」の感想へ
次回第03話「先輩が言っちゃう...」から第06話「先輩にライバル。」の感想へ
『あの夏で待ってる』の感想インデックスへ