「ジャージ部なんて、やめちまえ!!」(中泉よう子)

『輪廻のラグランジェ感想』第二話「鴨川スピリット」のネタバレ感想です。昔から能登麻美子さんは、ドスのきいた声、ありなんじゃないかと思ってました。


 いやー、これは面白い。頭空っぽにして楽しんでいる。どこまでもエンタメ。見ているだけで、もうただただ幸せな気分になってしまう。これぞエンタメの醍醐味だよなぁ。今のところお気に入りは当然まどかだけれど、田所さん(防衛基地の司令)もいい。「携帯通じんのかよ!」で、何かとても大事なものが吹っ飛んでいったような気がしますが。彼はもはやただの突っ込みキャラだ。

 ランに続いて、なぜだか田所さんもすでにまどかとの絡み方が完成されている。まどかを動かせば、他のキャラも元気よく動き出していくなー。気持ちいい。これだけまっすぐな主人公(性格にしても物語の立ち位置にしても)を見るのは、本当に久しぶり。

「君の肩に地球の未来がかかってる」からの一連の流れが笑った。そりゃあ、東京にも行ったことないのに、地球を救えと言われても困るよな。まどかが本当に等身大の女の子で、こんな女の子がロボット、乗っちゃって良いの? と。でも、こんな主人公のロボットアニメも見てみたかった。「ムカツクー」が戦う動機になりうる主人公。しかも「相手に」ではなく、よう子さんに言われたことに腹を立てて、覚悟完了って何それすごい。

 で、少し真面目な話をすると、キャラの絡み、有り体に言えば会話が面白いんだけれど、それにも意味を持たせていると思います。今回よう子さんの携帯が象徴的に描かれていたのだけれど、前回からまどかの携帯につながるまではずっと一方通行の思いなんですよね。

 例えば、まどかをウォクス・アウラに乗せないように、よう子さんは動いていた。だけど、そのときはまどかの携帯に繋がらない(着信履歴の山)。そこから、双方向の会話になるところで、初めて繋がる。これはレガルタ?敵側の方も同じで、イザが「自分が捕まったらお前(=キリウス)は逃げてくれ」と一方的に言って発進するんだけど、キリウスは地球まで降りてきてしまう。

 一方通行的な直線ではなく、タイトルにあるように「輪廻」つまり「輪」、つーか「まるっ」を描いていこうという作品なんだろうと。逆に言えば、ノイドは見るからに一方的なので、ラスボスチックな立ち位置なんじゃないかと。

 ランたちが結局宇宙人なのかなんなのかわからないんだけど、ランが言っていた「私には飛ぶことしかできない」という台詞は、例えば、未来から過去へ一方通行的に「飛ぶ」(言ってみれば、敗北した未来から「逃げる」)ことしかできないとか言う意味だったら、面白いな、と思ったりします。

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