「お願い! ホライゾンを、救けて……」(向井・鈴)

 アニメ『境界線上のホライゾン』#6「告白場の代弁手」のネタバレ感想です。いつもと変わらぬ日常が続いていてほしかった。でも、それは本当に「変わらぬ」日常だったのか? というところを、ベルさんの成長と共に切り取っているのが、素敵。


「いまの極東に、その意志に応えられる人材はいるのでしょうか」(立花・襦

 蜻蛉切りを敵から渡されるのではなく、自ら手にすることで、武蔵、ひいては極東にまだ抵抗する余地があるのだと示そうとした二代でしたが、立花・宗茂に敵わず、ひとまず敗北。その後にぽろっと、襪気鵑独白したのがこの台詞ですが、それに応えたのがトーリではなく、向井・鈴というのが、熱い。

 原作で一度経験しているとはいえ、基本的に自分はこういうシチュエーションに弱いので、アニメでも涙腺に来ました。鈴さん、健気だ。・゚・(ノД`)・゚・。

 武蔵が聖連の支配などから独立するのかどうなのかという中、鈴さんがこれ以上ないまでに美しく独り立ちしていく様がよかった。目が見えないから、親がいなかったから、小学生の時はホライゾンとトーリに手を引かれていなければいけなかったけれど、いまは一人でも大丈夫。だから、わたしではなく、ホライゾンを助けて(つまり、手を引いてあげて)、という彼女の言葉が胸をつく。

 そして、それに応えるトーリも良い。別に気遣っていたわけではなく、ベルさんが可愛い女の子だから手を繋ぎたくなると。普段はどう見ても馬鹿なんだけど、こういうときにしっかりと決めるから格好良いんだよなぁ。

 そんな流れで、ホライゾンを助ける(つまり、それは聖連の結論に抗う)という方向性が決まったのが今回。そのために、本多・正純をこちらに惹き込むことを最終目標にしつつ、次回以降は独立に当たっての諸問題を解決していく展開になりますよ。これからは、本当にノンストップで物語が進んでいくので、一秒たりとも目が離せません。

境界線上のホライゾン 〔Horizon on the Middle of Nowhere〕 1 (初回限定版) [Blu-ray]
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境界線上のホライゾン1〈上〉―GENESISシリーズ (電撃文庫)
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境界線上のホライゾン1〈下〉―GENESISシリーズ (電撃文庫)
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