「今日が無事終わって、明日になったら、俺、告りに行くんだ」(葵・トーリ)

 アニメ『境界線上のホライゾン』第一話「境界線前の整列者達」のネタバレ感想です(バンダイチャンネルのネット先行試写会に当選したので、フライング気味に、ですが)。原作の再現という意味では、これ以上のものはない!と言えるほど、素晴らしい第一話。オリオトライ先生とのバトル、こういう風になっていたんだなぁ。


 ああっ! ただのサービスカットだと思っていた(まあ実際そうですが)、トーリがオリオトライ先生のおっぱいを揉むシーンも、後の展開を思えば、意味があったんだな。川上先生恐るべし(ご挨拶)。

 なんとか放送前に原作小説第一巻を読み終えた自分としては、冒頭の追加シーンに込みあげてくるものがある。自動人形のP01-sが「通し道歌」を歌っているのは原作通りなんだけど、それを聞こえているかのようなトーリが「そろそろ終わりにするか」と、第1話ラストの(死んだはずの)「ホライゾンに告りにいく」宣言に繋がるカットが追加。

『境界線上のホライゾン』(英題はド直球で『Horizon on the Midle of Nowhere』)というタイトルから、「境界線」を巡る物語というのは読み取れる所なんだけど、冒頭の二人はまさにその境界線の対岸にいるわけで。それをあえてトーリの大嫌いな「後悔通り」前ではなく、「武蔵アリアダスト教導院」前でやっているというのが、素敵。

 その直後、まさに各国に間接支配されている「武蔵」が変わりかねない覚悟をしたその場所で、オリオトライ先生の授業が始まるというのが素晴らしすぎ(武蔵は兵器の所持も禁じられているので、軍事訓練はああいうことしかできない)。

 オリオトライ先生の体育の授業という形ではあるんですが、冒頭で二人が設定した「境界線上」へ仲間たちが雪崩れ込んでいくかのようなシーンは、二重の意味で(バトル的な意味とテーマ的な意味で)熱い。オリオトライ先生がホライゾンの墓標を指して、彼女が彼ら全員のきっかけになるというような台詞が挟まれるのも気が利いてますねー。

#酒井学長やオリオトライ先生といった「大人」が、なにかが変わろうとしていることを察している感じなのも、イイですね。

 原作小説だと、トーリが告白宣言した時をもって、物語の「始まり」(なにかが変わろうとしている!)、というような印象があるんですが(オリオトライ先生を追っかけ始めるところも虚を突かれた感がある)、アニメの方では最初にトーリのカットが追加されることで、最初から物語が始まった!感がものすごく出てます。これは、アニメとして、キャラクターや世界が動き出したことも相まって、ああ、始まるんだな、というワクワク感がたまりません。僕はアニメ化を知ってから、原作を読み始めましたが、最初から原作を読んでいた人はさらにそんな気持ちなんだろうなぁ。

 僕自身、一読してもわからないことばっかりなので(特に原作小説でもこの辺りでは何が何だかわからないです)、原作未読の方も細かいことは気にせず、この「ドライブ感」を楽しんでいきましょう!

境界線上のホライゾン 1 (初回限定版) [Blu-ray]
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境界線上のホライゾン1〈上〉―GENESISシリーズ (電撃文庫)
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TERMINATED ( TVアニメ 境界線上のホライゾン オープニング主題歌)
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