テイルズ オブ エクシリア (特典なし)『テイルズオブエクシリア』のネタバレ感想/プレイ日記です。レイア加入から、シャン・ドゥでワイヴァーンを入手し、飛び立つも、案の定撃墜されるところまで。イル・ファンまでの道のりは遠かったけれど、いよいよもうすぐそこまで迫っております。称号欄を見る限り、全体三分の一ぐらいのところなのかな。


 ア・ジュールの首都カン・バルクにて、ガイアス王と謁見。これはもうラスボス確定とも言っていいぐらい、ミラと実存レベルで対立し合っている人だった。基本的に、人間の持つ「強さ」を肯定する主人公サイドと、人間の持つ「弱さ」を否定する敵側で分かれるのが、JRPGの常(特にテイルズシリーズは)だと思っているんですが、ミラとガイアスの関係はまさにそれ。

 誰もが考え、自らの信念のもとに自らの道を選ぶことができるというミラに対して、人は迷う、ゆえに誰かが進むべき道を示さなければならないというガイアス。そして、その狭間で迷うのが、ジュード(幸せとはなにか、というガイアスの問いに、答えられず、この場はミラの答えに合わせてしまう)。

 王同士の会話がぼくは好きなんですが、これはなー。ゼロ年代のサブカル批評で流行った「小さな物語」と「大きな物語」で読めるところだと思いますが、ようは「多様性」と「普遍性」の二元論。個人的には、ガイアス寄りの考えだったりするんですが(「王道」を信じたい人)、本当にいいのは「大きな物語」が王道として存在するけれど、「小さな物語」が否定されない世界だろうな。

 ガイアスのいうように進むべき道に迷う人はいる。その人たちのために指針となるような生き方は存在してしかるべきだけれど、その生き方に違和を感じてしまう人にはそれぞれの自由意思のもとに進むべき道を選べるという。エクシリアも、その辺りに落ち着くとは思いますけどね。

 ミラが徹頭徹尾人の「意志」を尊重するのに対して、ガイアスの部下四象刃(フォーヴ)が針とか翼とか意志を持たないものとしての異名を持っている辺りが面白いところ。

 ただ厳密には、いまのミラはガイアス寄りの人間であるはずなんだよね。「人間は変わらない」ということをネガティブな意味で使っているし、最終的には上のような話に落ち着くとしても、今の段階ではガイアスとは違った形で進むべき道を示している(人の自由意志を信じているわけではない)、ぐらいに思っているのが、ちょうどいいのかも。



 同時並行でいくつも事件が起こっていて、いまミラたちが直面しているエピソードは、一体どこに繋がっているのか時にわからなくなるんですが、そんなプレイヤーの混乱に拍車をかけているのがアルヴィンです。

 チャットで「裏切りキャラ」とまで呼ばれていた男ですが、裏切りすぎて、もはや何が何だかわからない。裏切る度に、笑ってしまう「裏切り」は初めてだ。二週目プレイするときには、その辺りの意図がちゃんと理解できるんだろうか。まぢで、状況状況で取っ替え引っ替えしてるだけだったりするのかな。カイハ・シャールでミラがほんとうの目的はなにかと問うていたりするので、ちゃんと一本軸のある動きをしているのだとは思うんですが。ガイアスとミラの関係がすっきりしているので、最近の興味はもっぱらアルヴィンの処遇です。

 ラ・シュガルとア・ジュールのダブルスパイかと思ったら、「黒匣」(ジン)を横流しするアルクノアとも関わっていて、トリプルスパイ。もういっそのこと、もう一つぐらい組織が出てきて、クワドラブルスパイぐらいになってほしい。四重スパイって。



 ティポのメモリが奪われてから、ティポの発言をどう捉えれば良いのか困ってる。チャットで、ファーストキスの責任とってよ、みたいな話があったんだけど、ティポの口調からフラグ管理が甘くて、いつものティポ発言のような気もするんだが。ちゃんと描いているなら(エリーゼの深層心理を口にしているなら)、エリーゼ、ジュードに責任とってもらいたいの? えっ、エリーゼ、ジュードに好意を寄せてるの?



 プレイ日記三回目にして、戦闘の感想を書くけれど、楽しい。グレイセスFの戦闘も、相当スピード感があって、面白かったけれど、自分の感覚ではエクシリアぐらいでちょうどいい感じ。ちゃんと何が起こっているかわかるし

 仲間とリンクして戦うというシステムも、最初はどうかなぁ、と思ったんですが、いいですね。常時リンクしっぱなし。仲間と戦っている!という感覚がものすごく出る。共鳴術技(リンク・アーツ)も気軽に出せて、

 今作では特にゲーム内とプレイヤーをリンクさせるにあたっての「障害」を根こそぎ刈り取っているような印象を受ける。多作すぎると一時批判されもしたけれど、その大量生産大量消費の中で、ユーザーにとって違和となりうるのはどこか、ゲームに没入してもらうために必要なのはなにかと、ひたすら「快」を求めて、テストしていたんだろうなぁ。
 その成果が、十五周年記念作として、いま花開いている。

 ステータスを上げるために、リリアルオーブという花を使っているのは、そうしたスタッフさんたちの意志の現れでもあるんじゃないかな。

テイルズ オブ エクシリア オリジナルサウンドトラック【初回生産限定】
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テイルズ オブ エクシリア (特典なし)
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