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『セイクリッドセブン』#11「研がれたヤイバ」のネタバレ感想です。か、鏡さんよりも、メイド隊の娘たちの方が有能なんではなかろうか。ぼくはそんな鏡さんが好きですが。
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「信じてるからって。信じて、待ってるから」(伊藤若菜)
今更ながら、新OPのラストシーンが誰もいない「部室」というのはイイ。なので、ぼくは若菜さんの台詞のあとに、「部室で」を付け加えたい気になる。
忘れているだけかもしれないけれど、一話ラスト以降部室にイシ部員が全員いるシーンってなかったんじゃないかなー。そういう意味では、部室に全員揃ったところで締めるのはアリかもしれない。
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「お願い、ぼくもいっしょに連れてって」(ラウ・フェイゾォイ)
いままでずっと外が怖くて出てこられなかったフェイが、出られるようになった「きっかけ」を描いてほしかったのだけど、それは難しいか。結局、あのアジト以降、ナイトやフェイのアジトが出てこなかったのは、いまの彼らに居場所がないということを、遠回しに表現しているのだろうな。
そうしたちょっとした「もったいなさ」のようなものは感じてしまうけれど、それでもフェイが自ら行動を起こすシーンが描かれて、満足。これもいままで書いていたように、見たかったシーンの一つ。
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「これで、やっと返せた。(中略)君がいるから」(丹童子アルマ)
は、恥ずかしいぃぃぃっ!
研美さんたちに見られながらの、告白。何気に、第一話辺りからずっと描かれていた、ルリの対価の「過剰性」をちゃんと清算し(アルマもアルマで母親の形見を託し)、しかも過去の記憶を思い出した上でのことだったので、かなりグッと来てしまった。お互いが対等に、まさに相対している時の告白って良いよね。研美さんも、そりゃあ空気を読んで、黙ってくれますよ(この後、我慢していた反動のように、思い思いの言葉を語り出すのが面白かった)。
助けてもらったルリだけが、アルマのことを覚えているというのをさらっと流していたけれど、これもまたルリの「過剰性」の一つだったんだろうな。どこまでも前のめりの少女だった。若菜さんの方が最初から相手との適切な距離を取れてしまう子だったので、鮮やかすぎるほどの対比。
そして、おそらくは藍羽家の財産を失ったことで、第二話辺りで言及していた部分も解消され、「部室」という居場所へ落ち着くんだろうなぁ。
TVアニメーション「セイクリッドセブン」ドラマ・キャラクターアルバムII Fragment of S7 鏡誠×藍羽メイド隊S7
TVアニメーション「セイクリッドセブン」ドラマ・キャラクターアルバムI Fragment of S7 丹童子アルマ×藍羽ルリ
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セイクリッドセブン [Sacred Seven] <豪華版> Vol.01 (初回限定生産) [Blu-ray]
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