「友達だからな」(如月弦太郎)

 ニチアサキッズタイム「仮面ライダーフォーゼ」第一話「青・春・変・身」のネタバレ感想です。朝から、テンション高いのを堪能しておりました。


「俺の夢は、この学校の連中全員と友達になることだ」(如月源一郎)

 第一話からテンション高めの展開、学校から非日常の秘密基地に繋がってる、フォーズのギミック(スイッチ)の多さ等々、見ていて、ものすごく楽しい気持ちになってました。最初はこれどうなの、と思っていた、弦太郎のリーゼントもカッコイイ。これは流行るだろ。リーゼントの時代キター。

 フォーゼ単体で見ても、これからの展開が楽しみになってくるんですが、オーズからのファン(もっといえば、ディケイド以降のWから)としては、テーマが継承されていってるのが嬉しい。

 オーズではラストどこまでも手を伸ばしていくために、映司が他人の手を掴むことになるんですが(逆に、アンクが「掴むのは俺の手じゃない」という風なことをいうのは、アンクの手が掴んでしまったら、どこにも伸ばせないから)、フォーゼではこの「どこ」が明確に宇宙で、(宇宙を掴むために)生徒全員と友達になりたい弦太郎が主人公になっているわけですね。

#歌星賢吾がロボットを動かしたあと、ユウキの手を振り払ったりする(手を掴もうとしない)のも、ものすごくわかりやすい対比。

 冒頭に「宇宙をこの手で掴め!」みたいなナレーションが入っていた辺りで、オーズからの継承に気がついたので、テンション上げて見ることができました。いまちょうどジャンプで連載されている『ST&RS』でも、宇宙に行くには多くの人の力を借りる必要があるみたいな話があったんですが、「他人の手を掴んで、遠くへ手を伸ばす」という物語をやろうと思ったら、宇宙以上にふさわしい題材はなかなかないんだろうなぁ。

 次回でもう月まで行ってしまうようですが、これは是が非でも、宇宙パワーという不思議パワーではなく、弦太郎が周りの人と友達になって(手を掴んで)、宇宙に行ってほしいな。

仮面ライダーフォーゼ 変身ベルト DXフォーゼドライバー
仮面ライダーフォーゼ 変身ベルト DXフォーゼドライバー
POPEYE特別編集 仮面ライダー the40th コレクション (マガジンハウスムック)
POPEYE特別編集 仮面ライダー the40th コレクション (マガジンハウスムック)


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