BLOOD-C 1 【完全生産限定版】 [Blu-ray]「お父様」(更衣小夜)

『ブラッド・シー』第一話「あまつかせ」のネタバレ感想です。これも日本神話絡みなのかな? いま自分の中で空前の日本神話物語ブームなんですけど。あまつかせは、やっぱり「天つ風」なのかなぁ。



『BLOOD+』とは違って、小夜が自分のお務めを理解しているのなら、AパートとBパートは逆でもよかった。だけど、日常から非日常へ反復するのが、『BLOOD』シリーズの伝統ということなんだろう。執拗なまでに俯瞰したカットが描かれたので、「古き者」は空からやってくるのかと思ったら、目の前の地蔵が動き出して、噴いてしまった。巫女なのに、昔のものを斬っちゃったよ。

「運動神経抜群ながらもドジっ娘、ファザコン、だけど小夜」という小夜のキャラクターが、どこから突っ込んで良いのかわからないぐらい記号を盛りすぎていて、笑った。たぶん1クールものだと思うので、ドジっ娘という日常に、小夜として異常な運動能力(非日常)が浸食し始めているということなんだろうけれど。

 いま一つ第一話では、これから見ていく中でフックとなるような部分が見つからなかったんだけど、血がテーマということで、小夜の父に対する偏愛っぷり(親子の情愛を越えてそうなところとか)、求衛ねね、のの(双子)辺りに注目して見ようかな、と。特に、ねねとののですね。OPのまるで間に鏡を挟んだようなシーンは、めちゃくちゃCLAMPらしくて、本編でも鏡出てこないか探しちゃったよ。

純潔パラドックス
純潔パラドックス
BLOOD‐C (1)


次回第02話「きみがため」から第05話「めぐりあひて」の感想へ
テレビアニメ『BLOOD-C』の感想インデックスへ