久遠の絆 -THE ORIGIN- 初回限定SPECIAL PACKAGE「今度こそ、必ず私がお前を滅ぼしてみせる……」(高原万葉)

『久遠の絆 THE ORIGIN』のネタバレ感想/プレイ日記です。


 現代編第一章が終了し、平安編へ飛んだところでファーストインプレッションを。

 ここまでは原作とそこまで変わっていないという印象です。ちょこちょこ新規CGや新規設定が挟まれてはいますが、違和感なく進んでいます。そして、懸念事項だったボイスですが、これが思いの外良かったです。原作の方は「鷹久と螢の千年を越える愛」がテーマということで、他のキャラのルートに進むことなく、万葉エンドを攻略して満足してしまっていました。が、アダルトゲーム化を気に声がついたことで、沙夜先生や栞が大変気になる存在に。ちゃんと彼女たちの物語も読むことにしよう。

 そして、ここから(平安編以降)がどうやら大幅に変わっているということで、楽しみです。原作となる『久遠の絆』が鷹久と螢の二人を徹底的に描いた、文字通り「二人の物語」だったのですが、本作ではその二人を排除している(それぞれ転生もとが重仁親王、玉藻前になっている)点が非常に面白い。といいますか、この時点で原作と同じ意味合いの物語をやらないということを高らかに宣言していて、ホントどこへ行くのだろうかと。

 ちょっと原作の詳細が思い出せないので、同じだったかもしれませんが、現代編で万葉が武のことを「大魔縁」と呼んでいたり(なぜか崇徳天皇と誤認?)、平安編の回想で神代編での「約束を守れなかった」(その内で唯一果たせたのが、万葉を転生させることだった)という下りも、これからどうなっていくのだろう? となかなか期待させてくれます。良い感じに内容を忘却していることもあるし、内容自体が大きく変えてきていることもあって、懐かしくもまた新しい物語を堪能できそうです。

久遠の絆 -THE ORIGIN- 初回限定SPECIAL PACKAGE
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久遠の絆 -THE ORIGIN- 初回限定通常版
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