『シュタインズ・ゲート』からの流れで視聴。傑作。そして、ラストシーンでニヤニヤしてしまう。おそらく僕が視聴したのは通常版なので、別EDとしては、ストーカー編涙のハッピーエンド編のみとなるけれど、どちらも監督(と脚本家?)からダメ出しされていて、笑ってしまった。何も教訓を得てないからダメ、というのは、実にアメリカンな気がするけれど、そんなダメエンディングに真っ向から挑んだのが、『シュタインズ・ゲート』なんでしょう。『サマータイムマシン・ブルース』といい、本作といい、リスペクトしているであろう作品は、ド直球というか、本当にそのままで、そこにクリエイターならではの敬意を感じますよ。

 少年期の記憶が失われている間(未来のエヴァンが干渉している)のみ、タイムリープが可能。それによって変化したのは、バタフライ効果によって目覚めてみるまでわからない、というのは、いま思うと不安定すぎるよな。世界線が収束して、結果が同じになるというよりもタチが悪い。

 そんなわけで、未来を知るという点で圧倒的に優位な立場にいるはずの主人公だけど、本作では徹頭徹尾翻弄され、道化じみている。という意味で、ラストの彼の選択は、いままでの自分を斬り捨てることでもあったので、非常に皮肉めいていて良かったです。タイムトラベルしてしまえる人を悲観的に描いた映画だったな、と。

バタフライ・エフェクト プレミアム・エディション [DVD]
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