とある飛空士への恋歌 5 (ガガガ文庫)試験勉強が一山越えたので、ようやく恋歌最終巻読み終わりました。いや、もうこのシリーズ、僕どんだけ好きなんだよ、と言いたくなるほどに至福の時間でした。

 お話としては、ある意味、前巻でカルエルとクレアの物語は決着がついたので、今巻は一冊通しての「エピローグ」という感じ。


 第一巻の書評で書いたような、「追憶」を読んで、読みたかった物語がすべて描かれていて(外交ゲームとか、彼の決意のところとか)、すげー良かったです。

 詳細は、「マーケティング」カテゴリを終えた後に、次は「空を飛ぶ者たち」と称して、時雨沢恵一さんの『アリソン』や原田マハさんの『翼をください』、そして、感想が書けていない犬村小六さんの『とある飛空士』シリーズ辺りを取り上げようと思っていますので、そのときにでも。

 だけど、これだけは。ある意味で、『追憶』を否定しかねない物語でも在ったわけですが、間違いなくこれは追憶の続編であり、一度「終わった物語が始まる物語」でした。これぞまさしく、追憶の続編!!