喰霊-零- Blu-ray Disk BOX (初回限定生産)「諦めて――って、言ったでしょ?」(カテゴリーA)

 BS11で再放送されている『喰霊-零-』ディレクターズカット版第一話「葵上」のネタバレ感想です。これ、放送当時に見ていたら、相当衝撃を受けていただろうな。


 思わせぶりな展開に「おおっ」と思っていたら、なんとラストで「超自然災害対策本部特殊戦術隊第四課」、通称「特戦四課」の面々が全滅。ナツキさんのバイクアクションとか破けたニーソとかものすごい良かっただけに、残念でならない。バイクで払魔とか相当面白い設定なのに、これだけあっさりと捨てる辺り、スタッフ陣はかなり自信作なんだろうな。でも、特戦四課の活躍も持った見たかったよ、主にナツキさんの活躍だけど(笑)。

 第一話で主要人物すべて斬り捨てて来たわけだけど、これは作劇上の都合というよりはマーケティングの観点からの展開なんだろうな。前代未聞の展開を用意して、ニュースサイトや主要ブログに取り上げられ、話題をさらった上で、自信のある本編に繋げるという。実際問題かなり話題になったようだし、その目論見は成功しているようだ。人によっては嫌がりそうだけど、個人的にはアリ
 広告がほとんど効果を示さない今、視聴者の予想を遙かに凌駕する展開で口コミを作らないと売り上げに繋がらない(ハルヒの「エンドレスエイト」も同じような方針から作られていると思う。こっちはそれよりもかなりスマートにやってのけた感じはあるが)。その上、本編に自信がないととてもじゃないができない戦略だというのが、僕的にすごく好感。製作現場と売り込む側がびしっと足並み揃えて、面白いもの作ってやろうっていう気概が見えるのが良いなぁ。

 ただそういうこともあり、第一話から全編に通じる部分は見つけられなかったかな。観世トオルが憑かれた宝生アオイを殺すところも、公式HPにある「愛するものを、愛を信じて殺せるか」というメッセージに準じる箇所ではないと思うし(あれは単純に恐怖で引き金を引いたのかなぁと)。そういう意味では、単純に格好良いアクションや飛蘭さんの挿入歌『Dark Side of the Light』を堪能できたので良かった。動いている映像そのものを楽しむってなかなかできない人なので、すごく新鮮。

 お話としては最後に出てきたカテゴリーAの少女の方が主役なのかな? なんにせよ、次回を見ないことには始まらないな。

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