NARUTO 巻ノ47 (ジャンプコミックス)「全てがオレと一つになる! 全ての統一を成す完全体だ」(うちはマダラ)

『週刊少年ジャンプ(WJ)』第46号のネタバレ感想です。今週は遅れているので、少なめ。


■NARUTO

 月の眼計画の全貌が明らかに。尾獣すべての集合体十尾を復活させ、月から瞳術をかけるというもの。割と名前そのまんまで笑った。あんだけ回りくどかったのに、そこだけはストレートなのな。

 マダラ自身は誰からも受け継いでいない、自己で完結された存在となっているので、そういう意味では完全に「受け継ぐ」ということをテーマに挙げている本作では、かなりアンチテーマなお方。その彼が提唱する計画が、個を剥奪するものだというのもわかりやすくていいな。誰もが同じなら受け継ぐも何もないからね。

■BLEACH

「迂闊に近づこうが 慎重に近づこうが 或いは全く近づかずとも 全ての結末は同じこと」(藍染惣右介)

 この藍染の言い回しに感動していたら、最後で吹っ飛んでしまった。いや、ついに一護登場で格好良いんだけど、今必要なのは織姫さんだろ。

■べるぜバブ

 チェーン、四丁拳銃、薙刀と、地味ながらもすごい戦闘を繰り広げたのに、最後は拳対拳のシンプルな戦いになるのかなこれは。

■バクマン。

『FUTURE WATCH』も『TEN』も読み切り掲載決定。読者の反応を確かめることに。『偽探偵TRAP』でサイコーシュージン達の書きたい漫画を描いたという感があるので、今回は『TEN』の方に軍配が上がりそうかな。自分が描きたいものと他者が読みたいものは違っているというのは別に珍しいことではなく、だからこそ、そこが一致した時がすごいんだよな。

 亜城木には欠けている「何か」があるということで、そこは大学生活を続ける内に見出して行きそうな感じ。これはやっぱり岩瀬さんの再登場が来るな。

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