「一人生きてればじゅうぶんだよね」(月森梓)

『Darker Than Black−漆黒の花−』第九話「パーセルとチャンプ」のネタバレ感想です。10月24日のコミックス第一巻発売に合わせて、オフィシャルファンブックが発売されるそうなので、それも楽しみ。


 予想以上に、黒<ヘイ>にとって銀<イン>の存在が大きいのがわかってしまった今回のエピソード。銀<イン>を人質に取られそうになったと気づいた瞬間の取り乱しように、悶えた。

 ちょっと前から登場しているクマの耳みたいなのをつけたパーセルとその相棒チャンプによって、事なきを得ましたが、突っ込まれているとおり、黒<ヘイ>さん無謀すぎるよ。裸ワイシャツで置いてきぼりにしてる場合じゃない。危険すぎる。



 黒い花の力を得ようとしている奴らの目的は、低コストな兵士の育成。その一環として、ハーヴェストを野放しにしているそうな。その過程で利害が一致した黒<ヘイ>とパーセル、そして、その背後にいるセルゲイさんやら未咲さんやらと共闘する流れになってきた。ガチで戦争し出すのは、第二期なのか。

 銀<イン>のドールとしての在り方、自分の意志では動けないみたい設定を改めて出しているのが、ちょっと気になる。契約者の合理的思考、ドールの思考停止、黒い花の殺意膨張と、三者三様の心の在り方を示している。だけど、多少特化はされていようが、すべて誰しもに備わった「心」の一部で、そこに悪意があるとすれば、各々の心を否定することだよなぁ、と思った。

 そういう意味ではプログラムを組み込むことで、人格を変えられてしまうドールに焦点が当たっているような気もするな。

→10月24日同時発売

DARKER THAN BLACK ~漆黒の花~ 1
「DARKER THAN BLACK-黒の契約者-」 オフィシャルファンブック トーキョーエクスプロージョン調査報告



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