『仮面ライダーW(ダブル)』第四話「Mに手を出すな / ジョーカーで勝負」のネタバレ感想です。若菜(クレイドール・ドーパント)の攻撃をかわす、霧彦が面白いすぎる。このシーンだけは何度も繰り返し見てしまう。
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「家族……それなら代わりがある。ちょっと冴えないけどね」(フィリップ)
鳴海探偵事務所の疑似家族……というか、鳴海ファミリーの結成ですね(笑)。前回の感想で書いていたようなことが、現実化してきて面白かった。もうなんか、
「俺はたとえ無謀でもお前を守って勝負すると決めた」(左翔太郎)
という件とか最高だった。兄貴面すんなよと末っ子にウザがられているのに(笑)、この一言ですよ。ちょっと冴えないとか言われていたけれど、普通に格好イイお兄さんをやってる翔太郎くんです。まあ翔太郎ならたとえ家族でなくとも放っておけないと思いますが。また、このシーンに至るまでの、亜樹子さんもだいぶステキですよね。普段はだいぶトラブルメーカーの側面が強調されてますが、こういう一言が言えるから嫌いにはなれない。家族はみんな弟が好きなのですね(笑)。
その一方で「世界一の家族」と称しながらも、一物も二物も抱え込んでいて、「絆」という言葉からは無縁な園咲家。彼らはこの先どうなるんだろうな。単純に、鳴海ファミリーと対比される形で、バッドエンドっぽい家族の在り方を示すのか、鳴海ファミリーとは違った形の「家族」の在り方を示すのか。どちらも「母親」が不在な辺りが今後のキーになっていきそうな感じ。
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次回の「少女…A/パパは仮面ライダー」も少女を扱った家族ものっぽいので、やっぱり仮面ライダーダブルは「家族」を扱った作品ということになるのか。今回のタイトル「Mに手を出すな」のMは順当にいけば、当然「money」ということになるんでしょうが、ここは「my family」と捉えたいところだよな。「お金に手を出すな」ではなく、「ウチの家族に手を出すな」。
→主題歌CD

W-B-X~W Boiled Extreme~
→読むつもり

ロング・グッドバイ (Raymond Chandler Collection)
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→次回第05話「少女…A/パパは仮面ライダー」の感想へ
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