「絶対だからです」(山久)
『週刊少年ジャンプ(WJ)』44号のネタバレ感想です。
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■BLEACH
藍染、ハリベルを斬り捨てる。ヴァイザードが登場して以来、あまり良い活躍がなかったような気がするけれど、これはスタークと共に、仲間フラグとかなんだろうか。てか、あのおねーさん、ハリベルで合ってるよな。全巻読んでいる割には名前とか良く覚えていないので、いつもウィキペディアを眺めつつ、書いてる。
■ONE PIECE
「おれは弟だ!!!!」(モンキー・D・ルフィ)
予想通り、自分の失態だからお前は来るな、とエースに言われても、こう啖呵を切れるルフィがいい。そりゃあ、白ひげもアレを死なせるなというわ。
やっぱり、今回の戦いは「家族」がテーマなんだろうな。であれば、白ひげにも何かしら血縁関係的な部分が掘り起こされるのか。ティーチは実の息子とか。実の息子の不始末は自分でつけるから、エースに追うな、と言っていたとか。何気に、白ひげが黒ひげを追わなくていいと言った理由が明かされてない辺りが、今後の爆弾になっていきそうな気がしてます。
今回はヒナ嬢が登場し、懐かしさを覚える。今まで登場してきたキャラクターが一堂に会するこの戦いは、そういう感情を抱きやすいんだけど、アラバスタ編終了後辺りから追いかけ始めたのでそれも一際ですね。それでも、尾田先生が志向しているのは、最終章が最も面白くなる漫画ということで、これ以後の展開も楽しみすぎる。ああ、本当に幸せだ。
■NARUTO
そういえば、最近サスケの心理描写ってあったっけ? 香燐の懸念といい、操られているのだろうか。
逃げたダンゾウを追うも、水影に阻まれるサスケ。水影様、口をぬぐってましたが、溶遁の術って、唾液飛ばしてるの? マニアックな術だな。血繋限界が「結婚限界」に聞こえそうなのは、やっぱりそういうオチなのか。
■SKET DANCE
「テレビ? そんな物に興味はない」(達人ボッスン)
あのちょっと濃いタッチは、達人キャラ用だったのか。そういえば、振蔵もデカチョウもそんな感じだ。
折り紙にはまりすぎて、ボッスンが相当ウザキャラになっているのに、ヒメコもスイッチもあまり対応が変わらないのが面白い。この三人の絆はやっぱり独特の物がある。
■黒子のバスケ
「オマエの光は淡すぎる」(青峰大輝)
予想通り、凹まされた火神なんですが、このまま凹んだ状態で続くとは思えないから、次回猛特訓とかだろうか。「キセキの世代」三人目にして、「最強」とか言われたら、次からどうなるんだろうか。
青峰対抗策としては、黒子の方の成長もありかな。影が濃くなれば、その分光も増すだろうという感じで。
■バクマン。
「考えてみます」(蒼樹紅)
考えるのか。直前に中井さんに告白されたことも無関係ではないと思うんですが、これはちょっと面白い展開になってきた。
なんで無造作に下着が置いてあるんだと最初びっくりしたんですが、洗濯物を取り込んでいるところだったのか。あまりに自然に配置されていたので、だいぶ笑った。下着ってそっちですか的な意味でも。
サイコーやシュージン、蒼樹さんの三人が担当に振り回されている感が強いこの頃ですが、これ担当も人間だから絶対ではないということを描きたいんだよな。そうすると、エイジや服部さんという、今二人が信頼している人たちも外す可能性があるわけで。結局、どっちも自分の描きたいもの(読みたいもの)を推しているにすぎない。ちゃんと今回も問題が続いたので、この辺りを止揚していく形で締めるのかな。なんにせよ、次回連載が始まるのは蒼樹さんの方かなぁ、と思う。
■ぬらりひょんの孫
今まであまり登場してこなかったリクオの父は羽衣狐に殺されたとのこと。その因縁を断ち切るべく、リクオ、遠野の妖怪を連れて、いざ京都へ。
ラスト一ページの集合絵がすこぶる格好イイ。これは羽衣狐側と相対する形の絵が見たくなるな。ホント、ワンシーンワンシーンを魅せる作家さんだなぁ。
■あねどきっ
桜井さんすみませんでした、今まで蔑んでいて(笑)。
今回は、すこぶる桜井さんがいい女でした。花火で聞こえなかったのかと思いきや、洸太の表情を見て、言えなかったという。髪の毛を切って、イメチェンして、再挑戦。
夏が終わり、秋が始まったということで、ここからはちあきのターンか。洸太は本当にふらふらしているどうしようもないやつになりそうで、楽しみだ。中学生だからといって、ごまかされてはいけない。基本的に、河下さんの描く男の子はダメッ子だ。
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