「そうだとも。もはや、愛を超え、憎しみを超越し、宿命となった!」(グラハム・エーカー)

 第二十話「革新の扉」の感想です。そうか、前期最終話で敵討ちを果たしたことで、グラハムの復讐はすでに終えていた、ある意味越えていたのか。


 作中解の「対話」へと至れるか、あるいは復讐の連鎖を止められるかという二つのストーリーラインが同時並行で描かれているのが最近のダブルオーなわけですが、今回は後者を重点的に描いた回でありました。

 最愛の人、アニュー・リターナーの仇を討とうと、刹那に銃口を向けつつも引き金を引くことができなかったライル・ディランティ。彼とグラハムさんは、復讐の連鎖を止めることができた。またまだ明確に憎しみを越えられてはいないけれど、何か思うことがあり、泪するソーマ・ピーリスも復讐の連鎖を止められそう。ここでアレルヤが「ソーマ・ピーリス」と呼ぶのもイイですよねぇ。

 一方、ネーナは王留美(ワン・リューミン)を殺すことで、間接的ににぃにぃずの仇を討ち、自身は両親の仇としてルイス・ハレヴィに討たれた。

 沙慈(そして刹那)の最大の目的、ルイス・ハレヴィを救うためには、この復讐だけは阻止しなければいけなかった。それが成されてしまった以上、この二人が幸せをつかみ取れるかどうか怪しくなってきた感じですね。

 ただ沙慈とルイスのifとして、アンドレイとスミルノフ大佐が「対話」を行わなかったために悲しい結末を迎え、前回のアニューとライルは「対話」を行いながらも、リボンズに和解を阻まれた事を考えると、最後のリボンズ越え(役割の超越)が肝なのかも。ホントに、どうなるんだここ。




「マスラオ改めスサノオ、いざ尋常に勝負!」(ミスター・ブシドー)

 ミスター・ブシドー改めグラハム・エーカーの機体がスサノオに変わったのは大きいような気がする。
 セカンドシーズンでは、ソレスタルビーイング(カタロン)側の機体が青、アロウズ(イノベイター)側が赤と色分けされている感があるので、スサノオのカラーに全く赤がないのは期待だよなぁ。赤がないどころか、青のコードが出ているぐらいだし。

 前期で復讐心は克服した。そして、曲がりなりにも(ちょっと話を聞いていない感はあったけれど(笑))、今回は刹那と「対話」を為した。あとはイノベイターの傀儡(他者から付与された役割)を破るのみ、という感じ。

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