「シェリル・ノームはもう、死ぬのよ」(グレイス・オコナー)

 第18話「フォールド・フェーム」の感想です。シェリル、これ以上墜ちるところはないといわんばかりの落とされ方ですが、これは再浮上が逆に楽しみだなぁ。


「アーティスト、シンガー、どれだけ言葉を飾っても、あなたの本質はアイドル。造られた偶像よ」(グレイス・オコナー)

 自分自身の努力でもってギャラクシーという閉塞空間を抜け出してきたという、シェリルの誇りを、グレイスあっさりとぶちこわします。良い道化だったよ、と言わんばかりの展開ですが、さすがにシェリルがここまでひどい状態だったとは思わなかったなぁ。「V型感染症」とかすっかり忘れている設定だった。今度また一から見直さないとな。

 でも、ここに来て、アルト、シェリル、ランカのトライアングルの頂点だったシェリルが明確に他の二人と同じポジションにまで落ちてきたのは面白いところ。実はアルトもランカも自分たちの力で飛んでいるわけではなく、あくまでも他者に飛ばされているという印象を受けるので、そういう意味では今回明確に自分自身の力で飛んだわけではないと自覚できたシェリルは、優遇されているなぁ、という感じを受けますね。

 今はどん底まで叩き落とされているシェリルですが、やっぱり最初に飛び立っていくのは彼女のような気がするなぁ。次にシェリルが歌うときがターニングポイントだと思う。

 最後にまさかの矢三郎さん登場で、アルトの家に行っちゃうのはちょっとびびった。矢三郎さん、シェリルがアルトの大事な人って知ってたのか(笑)。アルトの家というか、家業というのか、それらのキーワードは「血」であり、そうせずにはいられない「本能」なわけですが、そういえば、この辺りランカは全く関わってこないなぁ。やっぱりアルトのヒロインはシェリルなのかなぁ、と思いますね。心情的にも、ここまでひどい状態になってしまっては、シェリルに幸せになってほしいと思いますし。それがどういう幸せであれ。

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