「何故泣く?」
「わからない、わからないよ。どうして……?」(ブレラ&ランカ)


 第14話「マザーズ・ララバイ」の感想です。今ひとつカタルシスがないのは、狙ってやってるんだろうなぁ。しかし、シェリル派には辛い展開が続きます。とりあえず、アルト、あとで覚えておけよ(笑)。


「そうだな……。ああ、そうだとも! 待ってろよ、ランカ!」(早乙女アルト)

 ミクロ視点では、ブースターパックを使用し、ガリア4とフロンティア間を光速移動するという燃えるシーンではありますが、エピソード後半をマクロ視点で見ると、また違って見えるなぁ。

 てか、これが前々回ゼントラーディの男が遺した「覚えておけ、宇宙は二種類の生き物が生きられるほど、広くは……」という言葉の本来の意味なんですけれど。司令塔を失って、敗走を始めるバジュラに殲滅戦を繰り広げる人類。宇宙が狭いのは、多分にヒトの心が狭いからなんだろうなぁ。これ、どの辺に落としていくんだろう。

 狭いというのは、ひいては閉塞空間を連想しますが、それを打ち破ることで広げていくんでしょうか。とにかく、非常に楽しみなトコロ。



「伝えたいの、私たちはあなたたちに……」(ランシェ・メイ)

「マザーズ・ララバイ」(=母の子守歌)という副題からして、彼女がランカの母親ってことでしょうか。つまり、ランカの本名は、ランカ・メイ? いやぁ、でも、ランシェさんの髪すごいなぁ。ランカぐらいの長さなら良いんだけど、緑髪でロングとちょっと笑ってしまう。

 あと大穴ではあるんですけれど、ランカがバジュラたちの「母」である、という線もあるんじゃないかなぁ、と。バジュラが生物兵器である限り、それを開発した人たちがいるはずで、ランカの細胞が元になっているとか。そして、その時にランカがあの歌を聞かせてあげてる、みたいな。バジュラがランカの歌に反応するのは、それがまさに「マザーズ・ララバイ」だからというわけですね。これならば、今回ランカが泣いてしまうのがしっくり来る(自分の子が殺されているわけだから)。

 で、この台詞ですが、正直誰が誰に伝えたかったのかよくわからないところです。「私たち」というのはとりあえずランシェさんを含めた集合体で、「あなたたち」というのはランカを含めた集合体である、という理解ぐらいしか出来ない。ですが、ストレートに解釈すると、バジュラからフロンティアの人たちへ、ということになるのかな。バジュラって何気なく閉塞空間を打ち破ろうとしたこともあるんで、ポジションとしてはそう悪くないのもかも。

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