「おまえが弟だから……」(ルルーシュ)

 第04話「逆襲の処刑台」の感想です。ルルーシュ・マジック炸裂。「ボロ雑巾のように捨ててやる」という台詞が後半絶対に裏返るよなぁ、と思えて、今からにやにや(笑)。


 前シリーズ第四話「その名はゼロ」にて、「結果」を優先するあまり、スザクを「黒の騎士団」に引き入れることができなかったルルーシュが、(利用する意志はあれど)今度はロロの境遇を慮って、彼の懐柔に成功するのが熱かった。絶対遵守の力であるギアスを使わなかったのも、ポイントが高かった。

「結果」も「過程」も両方持って行っちゃった感じです。未だにうっかりも多いけれど、自分の記憶が書き換えられて以来、順調に成長していっているなぁ、という印象を受けます。今回妙に仮面の下で汗をかいているシーンが描かれていて、そういうところにも、前シリーズとは違い、人間らしいルルーシュが垣間見えたりとか。そんなこともあり、以前にも増して、魅力的に映ってますよね。



 前回の感想で、ルルとロロって本当に兄弟なんじゃないの、とか書いたけれど、真実はまったくそんなこともなく(苦笑)。

 ロロは、ただひたすら暗殺をし続けてきた哀しい少年でした。

 自分の弱点になりかねない情報を削除し忘れるとか、本当にただ命令されるがままに任務をこなしてきただけなんだなぁ、と切なくなる反面、今回自分の「意志」でルルーシュを見逃したり、助けたりした所に彼の自立した「意志」が芽生えるのを垣間見えて、にくいです。イイ。

 てか、なんかロロ良いなぁ。ヴィンセントのプラモ、買っちゃおうか。まだ紅蓮弐式も組み終わってないけれど。



 そんなわけで、前期のルルーシュとの違いやロロの変化の兆しが垣間見えた今回のエピソード。ルルーシュはロロのことをいずれ捨てると言ってますが、まあ彼のことなので捨てられなくなるんだろうなぁ。

→Blu-ray




前回第03話「囚われの学園」の感想へ
次回第10話「神虎輝く刻」の感想へ
『コードギアス 反逆のルルーシュR2』の感想インデックスへ