「チャンスだと思ったんだ」(早乙女アルト)

 第04話「ミス・マクロス」の感想です。今度はアルトがランカを後押ししてあげる優しいお話。


「だから、おまえも諦めるな。伝えたいんだろ、みんなに?」(早乙女アルト)

 前回ランカに後押しされて、SMSへの入隊を決意したアルトが、今度はコンテストで落選したランカに「夢を諦めるなよ」と後押しする今回のエピソード。面白かった。マクロスF、イイ。

 今の所、アルト、ランカ、シェリルのトライアングルはシェリルを頂点にして、彼女を一つ上の存在として描いているんですが(だから、ダブルオーでおなじみの「見上げる−見下ろす」カットが多用される)、今回はそんなシェリルを目指して、前回スタート地点に立った二人が対照的なスタートを迎えたなぁ、という印象を受けましたね。

 一方は友人にいびられ、一方は友人と大喜びし、
 一方は無事入隊でき、一方は惜しくも落選してしまう。

 アルトもランカも、同じ目標(「飛ぶ」ということ)を目指して、スタートしましたが、二人の迎えた最初の結末は正反対。それでも、今度はアルトが後押ししてあげることで、優しく締めていたのが良かった。すごくこの物語は優しいんだよ、と言われてるみたいで。



 そんなわけで、今回はアルトとランカが対照的に描かれましたが、後々アルトとシェリルがとか、シェリルとランカがとか、ペアを変えて描かれるんだろうなぁ、と思うと、今からわくわくしますねー。その時は、誰が彼らの三角形の頂点にいるのか、要チェックな感じですよ。

 ランカの歌に乗せて、アルトが戦うシーンに燃えた、第四話「ミス・マクロス」の感想でした。



■今週のピコ笑いポイント

「なら早く行きなさい。ここは夢の入り口。でも階段に足をかけただけよ。あたしを追いかけたかったら迷わず、進んでくるのね!」
「はい!」(シェリル&ランカ)


 なんか、妙にこの辺りがスポ根のノリで、ウケた(笑)。

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