「どうすっか決めんのは、結局自分だし」(榊葉拓朗)

『ペルソナ トリニティ・ソウル』第05話「強いられた結合」の感想です。今回は大西信介さんの脚本。かなりストレートにテーマを表現していますが、やっぱり大好き! 良いなぁ、やっぱり。


 友達から心配され、ライブのことを隠されていた岡崎孝司も、兄から「この町から、早く出て行け」と言われていた神郷慎も、

「どうすっか決めんのは、結局自分だし」(榊葉拓朗)
「決めんの、兄貴じゃないから」(神郷慎)


 という台詞が象徴するように、それは“自分で決める”こと。だから、二人とも自分を想ってそういうことを言ってくれているのが分かっていても、自分に意志を貫き通す。

 今回は、そういうエピソードだったのかなぁ、と思います。そういう意味では、冒頭の「蜘蛛の巣に絡まったトンボ」は自分で決められない存在を暗喩していたのかな、と思えたり(今回だと橘花沙季)。となると、同じ稀人だけど、瀬能壮太郎は、

「なんかあの人は君に興味持っちゃったみたいだけど、僕には関係ない。今度は綺麗に剥がさせてもらうよ」(瀬能壮太郎)

 と、「あの人」の意志を無視して、自分の意志を貫き通しているのは見逃せないトコロ。今週もちゃんと逃げていったし、実はキーパーソンだったりするのかな。



「殺さなきゃ、奪えないんだよ。君と違って」(瀬能壮太郎)

 何かと異質な印象を与えていた慎のペルソナの謎が明らかに。どうも、他のペルソナと違って、慎のペルソナは所有者を殺さなくても剥がせるらしい。とはいえ、そういう描写はない、むしろペルソナを消滅させてきたので、壮太郎の勘違いということもあるのかもしれません。

「ペルソナ」というのは、他者と接する際に用いる表層的な人格ということですが、これを消滅させるというのはなかなか面白い。慎というのは、人の表層的な人格を排除し、隠された内面を引き出していくキャラクターなのかな、と思ってみたりとか。それなら、あの素直で表裏がなさそうなキャラクター設定も納得できるのではないかと。



「だから、早く出ていけ、と言ったんだ」(神郷諒)

 前話で、慎たちに冷たく当たっていたのは、彼らを心配していたから逆に素っ気なく振る舞っていたんだ、ということがわかった諒兄さん。バレてしまった以上、隠しません。堂々と言っちゃいます。イイお兄さんだよなぁ。

→DVD




→主題歌CD




→/次回第06話「署長が消えた日」の感想へ
『PERSONA trinity soul』感想インデックスへ