▼ダブルオー第17話「トリニティ強襲」の詳しい感想は金曜日にあげますが、ちょこっとだけ。個人的には、マイスターズがソレスタルビーイングの本流なんだと思いますよ(横槍を入れているのは、トリニティ)。根拠としては、スローネの太陽炉は偽物(疑似GNドライヴ)である点(普通、本隊に偽物を配置しない)。第10話で王留美(ワン・リューミン)が語った「ガンダムはイオリア・シュヘンベルグの求めた“理想”を体現している」という言葉。この「ガンダムは“理想”そのもの」というイオリアの思想は、アレハンドロの「ガンダムは“理想”を叶えるための“手段”にすぎない」(=ガンダムは兵器)という思想と真っ向から対立し、前者に与するのはガンダムで後者はガンダムスローネ。ゆえに、マイスターズが本流。まあ、これは王留美の知る、イオリアの「理想」が嘘ならひっくり返るけれど。でも、これについては、ちょこっと視聴者視点でずるいけれど、アレハンドロの思想に比べて、イオリアの思想は「ガンダムとは一体何なのか」という疑問に具体的に答えていない(視聴者に隠している)ので、最終的にそれを明かすことを考えると、やっぱりこちらが本流じゃないかと思います(水島監督は、ガンダムは兵器だというのを描きたい、みたいなことを言っていたけれど)。また、八十年前にヤンキーハロを回収したのは、ソレスタルビーイングじゃないっぽいので、ヤンキーハロ擁するセカンドチームは、ソレスタルビーイングではないとも考えられる。というか、ここでイオリアの理想は潰えて、ヤンハロを回収した組織が、表向きイオリアの思想を受け継ぎつつも、自分たちの悲願を達成するために作り出したのが今のソレスタルビーイングだったりとか? 今は亡きプロフェッサーが気づいた、ソレスタルビーイングの「真の目的」が、イオリアの狙いなのかどうかも、今となっては怪しいですよね。ミステリーっぽい体裁を取りつつあるダブルオーですが、今明かされている情報だけで、プロフェッサーと同じ結論に限定できるのかなぁ。