▼チマチマと伊坂幸太郎の『ゴールデンスランバー』を読んでます(今やっと百頁ぐらい)。首相暗殺の濡れ衣を着せられた主人公が、仙台を逃げ回るというお話ですが、伊坂幸太郎、久々に来てます。油断していると一気読みしてしまいそうなぐらい面白い。最近の作品は、初期の三作(『オーデュボンの祈り』『ラッシュライフ』『陽気なギャングが地球を回す』)と比べると、個人的にはそれほど「続きが気になる」お話ではなかったのですが、これは気になります。このスローペースが妬ましいぐらい、気になる。さて、今年中に読み終えられるだろうか。
来春アニメ化するということで、そろそろ僕も「図書館戦争デビュー」してみようかと思ったのですが、如何せんハードカバーは重い(値段も重量も)。上で思いっきりハードカバー読んでんじゃん!と突っ込まれたら、確かに苦しいですが、伊坂幸太郎さんは自分の中でも数少ない「ハードカバーも買ってイイ作家」なのでアリなのです。対して、有川浩さんは電撃文庫でデビューした当時に『塩の街』を読んだっきり(当時割と純真無垢だった自分にはグサッと来るシーンがあったことは覚えてる)。そんなわけで、はてどうしたものかと悩んでいたのですが、『電撃文庫MAGAZINE』に読み切りが載っているそうなので、そこで読んでみようかと思います。ついでに増刊号だったりするので、あとでオークションに出品してみるのもイイかなぁ、と。

ゴールデンスランバー

電撃文庫MAGAZINE (マガジン) 2008年 01月号 [雑誌]