2007年12月09日
他者の定めた役割、計画に、伸るか反るか/『機動戦士ガンダム00【ダブルオー】』/第10話「ガンダム鹵獲作戦」感想
「作戦を完遂させることが、わたしの全てです」(ソーマ・ピーリス)最終的には、やっぱり第五話「限界離脱領域」に帰ってくるんだろうな、と感じた第10話「ガンダム鹵獲作戦」の感想です。ソーマが仲間意識が芽生えて、イイ感じになってきましたね。
◇
「ヴェーダの予測なんて、私の予報で打ち破ってやるんだからっ!」ぐらいの心持ちで、スメラギさんはソレスタルビーイングに参加していると思っていたので、今回「たまらないのよ、こういうのはっ!」とか言って泣き出したのはびっくりした(苦笑)。
あなたは、神にでもなられるおつもりか。
物語の端々で、何とはなしに、誰かしら「シナリオ」を書いている奴(=神?)がいるんじゃないかと感じていたけれど、今回それが明確になった感じがしました。ティエリアや王留美(ワン・リューミン)の台詞からも察するに、シナリオを書いているのは「ヴェーダ」、ひいては「イオリア・シュヘンベルグ」という理解で良さそうですね。ただ「神」云々については、第一話冒頭で「この世界に神なんていない」と既に棄却されているんですよね……。
まあ、いいや。
そして、この誰かによって定められた「シナリオ」(「運命」と言ってもいい)を脳裏に浮かべて、第五話にフィードバックしてみるのも面白いです(それぐらい第五話の内容は重要)。
第五話の感想に割と詳しく書いているので、そちらを見ていただけると助かりますが、あの回は、「自分の役割」の暗示、「他者に与えられた役割」の放棄(アレルヤの命令無視)、地上人のミクロな視点の掲示(死の実感)、天上人のマクロな視点故の合理的判断(中央ブロックに人を集める)、そして、死の恐怖から人々を救う、と本作のエッセンスが十全に詰め込まれた、まさに珠玉の一話なんですね。そして、第五話は232名の人達を助けるというある意味ミクロなお話だったので、最終的にはそれが拡大して、地球上の全人類を死の危機から救うお話になるんじゃないかと。これは最後に全軌道エレベーターの倒壊が来るんじゃない?(笑)
◇
ティエリアの一人称の変化(俺→僕→私)については、ちょっと難しい。前回ぼそっと呟いた辺りが、解釈としては面白いかなぁ、と思いましたが。本来人間一人に一人分の人格(経験や知識)しか持てない所を、いじくり回して複数の人格(これまでソレスタルビーイングの活動に関わってきた人達の)を埋め込んだ……、そういう認識(そういう意味ではティエリアはある意味サイボーグ、ロボット的な感じで、だけど、間違いなく人間で)。そういう括りでいうと、ティエリアとアレルヤの関係は要チェックという感じでしょうか。しかし、上の話と合わせてみてもアレルヤが主人公!みたいになっているんですが(泣き虫だしね(笑))。
ヴァーチェの中からナドレがっ!とある意味「予定調和」的な展開になりましたが(笑)、本作ではパイロットと機体の意味付け(関連付け)を意識しているという話を端々で聞くので、そのまんまの理解が妥当な感じですかね。普段のティエリアは、(ナドレがヴァーチェという殻を被っているように)「ティエリア」という衣を着ていて、だけど、その中には(ナドレみたいに)本当の自分が……的な。我ながら、ここで「殻」を「衣」に喩え直すのは作為を感じるよ(苦笑)。
◇
「私は監視者であって実行者ではないよ。私にできることは彼らを見つめ続けるのみ。例えそれが滅びの道だとしても」
と呟く、アレハンドロ・コーナー。これっていうのは、マリナさんの初期位置と一緒、と考えて良いのかなぁ。マリナさんが実はある意味俯瞰していた(関わろうとしなかった)のは、第八話の刹那との会合で明らかにされたことだけど(実際、王宮から市街の暴動を俯瞰しているシーンがあったと思う)、アレハンドロの場合はどうなんでしょうね。俯瞰すること(無関係でいること)なんて、厳密には不可能だという話(→第八話)もやっているので、この辺りは気になっていたり。
◇
ところで、「空気読めよ」と全視聴者から突っ込みが来たに違いない、沙慈とルイスの「ラブコメ劇場」ですが(笑)、ムリヤリ対比を取ってみると、「男の覚悟」が出来ているミン中尉と、出来ていない沙慈という感じでしょうか(苦笑)。さすがに、今回のお話にこれを入れる意図は(日常的な風景の外でも、絶えず戦闘が起こっているという意味での描写以外)見出せませんでした……。まあ、ルイスの着物姿が可愛かったので良しとしますか(←無類の着物好き)。
→DVD

→前回第09話「大国の威信」の感想へ
→次回第11話「アレルヤ」の感想へ
→『機動戦士ガンダム00【ダブルオー】』の感想インデックスへ
「ヴェーダの予測なんて、私の予報で打ち破ってやるんだからっ!」ぐらいの心持ちで、スメラギさんはソレスタルビーイングに参加していると思っていたので、今回「たまらないのよ、こういうのはっ!」とか言って泣き出したのはびっくりした(苦笑)。
あなたは、神にでもなられるおつもりか。
物語の端々で、何とはなしに、誰かしら「シナリオ」を書いている奴(=神?)がいるんじゃないかと感じていたけれど、今回それが明確になった感じがしました。ティエリアや王留美(ワン・リューミン)の台詞からも察するに、シナリオを書いているのは「ヴェーダ」、ひいては「イオリア・シュヘンベルグ」という理解で良さそうですね。ただ「神」云々については、第一話冒頭で「この世界に神なんていない」と既に棄却されているんですよね……。
まあ、いいや。
そして、この誰かによって定められた「シナリオ」(「運命」と言ってもいい)を脳裏に浮かべて、第五話にフィードバックしてみるのも面白いです(それぐらい第五話の内容は重要)。
第五話の感想に割と詳しく書いているので、そちらを見ていただけると助かりますが、あの回は、「自分の役割」の暗示、「他者に与えられた役割」の放棄(アレルヤの命令無視)、地上人のミクロな視点の掲示(死の実感)、天上人のマクロな視点故の合理的判断(中央ブロックに人を集める)、そして、死の恐怖から人々を救う、と本作のエッセンスが十全に詰め込まれた、まさに珠玉の一話なんですね。そして、第五話は232名の人達を助けるというある意味ミクロなお話だったので、最終的にはそれが拡大して、地球上の全人類を死の危機から救うお話になるんじゃないかと。これは最後に全軌道エレベーターの倒壊が来るんじゃない?(笑)
◇
ティエリアの一人称の変化(俺→僕→私)については、ちょっと難しい。前回ぼそっと呟いた辺りが、解釈としては面白いかなぁ、と思いましたが。本来人間一人に一人分の人格(経験や知識)しか持てない所を、いじくり回して複数の人格(これまでソレスタルビーイングの活動に関わってきた人達の)を埋め込んだ……、そういう認識(そういう意味ではティエリアはある意味サイボーグ、ロボット的な感じで、だけど、間違いなく人間で)。そういう括りでいうと、ティエリアとアレルヤの関係は要チェックという感じでしょうか。しかし、上の話と合わせてみてもアレルヤが主人公!みたいになっているんですが(泣き虫だしね(笑))。
ヴァーチェの中からナドレがっ!とある意味「予定調和」的な展開になりましたが(笑)、本作ではパイロットと機体の意味付け(関連付け)を意識しているという話を端々で聞くので、そのまんまの理解が妥当な感じですかね。普段のティエリアは、(ナドレがヴァーチェという殻を被っているように)「ティエリア」という衣を着ていて、だけど、その中には(ナドレみたいに)本当の自分が……的な。我ながら、ここで「殻」を「衣」に喩え直すのは作為を感じるよ(苦笑)。
◇
「私は監視者であって実行者ではないよ。私にできることは彼らを見つめ続けるのみ。例えそれが滅びの道だとしても」
と呟く、アレハンドロ・コーナー。これっていうのは、マリナさんの初期位置と一緒、と考えて良いのかなぁ。マリナさんが実はある意味俯瞰していた(関わろうとしなかった)のは、第八話の刹那との会合で明らかにされたことだけど(実際、王宮から市街の暴動を俯瞰しているシーンがあったと思う)、アレハンドロの場合はどうなんでしょうね。俯瞰すること(無関係でいること)なんて、厳密には不可能だという話(→第八話)もやっているので、この辺りは気になっていたり。
◇
ところで、「空気読めよ」と全視聴者から突っ込みが来たに違いない、沙慈とルイスの「ラブコメ劇場」ですが(笑)、ムリヤリ対比を取ってみると、「男の覚悟」が出来ているミン中尉と、出来ていない沙慈という感じでしょうか(苦笑)。さすがに、今回のお話にこれを入れる意図は(日常的な風景の外でも、絶えず戦闘が起こっているという意味での描写以外)見出せませんでした……。まあ、ルイスの着物姿が可愛かったので良しとしますか(←無類の着物好き)。
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1. #10「ガンダム鹵獲作戦」/アニメ「機動戦士ガンダム00(ダブルオー)」感想 [ Wings of Freedom ] 2007年12月09日 10:30
男の覚悟に水を注すな(セルゲイ)
人革連の物量作戦を、辛くも凌ぎきったCBでした。という訳で、地上サイドの逆襲第一弾は失敗に終わった訳ですけれども、ガンダム敗北は地上サイドの一つのカタルシスになると言っても過言ではありませんので、起承転結にあたる承パート....
2. TVアニメ機動戦士ガンダム00【第10話】ヴァーチェが脱皮 [ +子育ちパパの航生日誌Q2.1 ] 2007年12月09日 11:07
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−◆−
人革連のガンダム鹵獲作戦が続く宙では、「ティエレン・タ...
3. ガンダム00 #10「ガンダム鹵獲作戦」 [ 見ていて悪いか! ] 2007年12月09日 11:12
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4. 起動戦士ガンダム00 第10話『ガンダム鹵獲作戦』 [ ゲーム&アニメ感想館 ] 2007年12月09日 11:38
ガンダム ダブルオー
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「機動戦士ガンダム00」
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イオニア宣言もあの作品の「オデッサ宣言??.
6. 機動戦士ガンダム00 第10話感想 [ RUNNER'S HIGH ] 2007年12月09日 12:18
・機動戦士ガンダム00 第10話『ガンダム鹵獲作戦』
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こんにちは。どうしてもヴァーチェ→ナドレの話に目が行ってしまい
ますが、他にも色…
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♯10「ガンダム鹵獲作戦」プトレマイオスのクルーで、作戦の立案や指揮を担当する”戦術予報士”のスメラギは、執拗な人革連の追撃に苦悩する・・・。「ガンダムナドレ、目標を消滅させる!!!」ヴァーチェの覚醒とハレルヤの目覚め。翻弄されるガンダム。アレルヤとソー...
8. 機動戦士ガンダム00 第10話 感想 [ 荒野の出来事 ] 2007年12月09日 14:20
機動戦士ガンダム00
第10話 『ガンダム鹵獲作戦』
刹那・F・セイエイ : 宮野 真守
ロックオン・ストラトス : 三木 眞一郎
アレルヤ・ハプテ??.
9. 機動戦士ガンダムOO(ダブルオー)/感想/第10話「ガンダム鹵獲作戦」 [ ランゲージダイアリー ] 2007年12月09日 14:26
「俺は、僕は、私は」(ティエリア・アーデ)
『機動戦士ガンダムOO(ダブルオー)』の、第10話「ガンダム鹵獲作戦」の感想です。
10. 機動戦士ガンダム00 第10話「ガンダム鹵獲作戦」 感想 [ コツコツ一直線 ] 2007年12月09日 15:06
今回は主にアレルヤ・ティエリアが危機に陥る話。崖っぷちに立たされ、各々の本性が出てきます。やっぱりヴァーチェはただのピザ体系ではなかった!
でも今回一番印象に残ったのはソーマを逃がそうと自分から犠牲になることを選ぶ、人革の兵士達の姿でした。思わず感動...
11. 機動戦士ガンダムOO 第10話 「ガンダム鹵獲作戦」 [ アニメが好きなのよ ] 2007年12月09日 15:26
人革連の奇襲を受け防戦一方のソレスタルビーイング。
反撃の糸口がつかめないまま持久戦に持ち込まれる…
前線には適さない母艦が苦戦するのは仕方ないんだけど、それに足を引??.
12. 機動戦士ガンダムOO 10話感想 『ガンダム鹵獲作戦』 [ とことん青春!〜OOに魅せられて・・・☆ ] 2007年12月09日 17:31
相手を知る前に自分を知れ!
という事ですか。
確かにその通りですな。
10話感想。
◆◆ティエリアの素顔◆◆
あぁ ヴェーダ…
俺は…
僕は…
私は…
敵にナドレを晒すと共に素の人格も暴露してしまったティエリア。
刹那が「俺=エクシア」と考えているようにティエリアも...
13. 今回の話は『CERO-BまたはC』にひっかかるかも?? ガンダムOO第10話『ガンダム鹵獲作戦』 [ シュージローのマイルーム2号店 ] 2007年12月09日 18:06
今回見てて、ちょっとばかし意外でした!!!
機能の差は言わずと知れているものの、それを補うどころか余りある戦略性に、まるで現在連載中の『キン肉マン?世〜究極の超人タッグト...
14. 機動戦士ガンダム00 #10「ガンダム鹵獲作戦」 [ 超・戯れ言 ] 2007年12月09日 18:40
今回一番驚いたのは「毛」の登場ですね… 嘘です、毛じゃなくてナドレです。
あの毛に何の意味が有るのかとても気になる
ただの毛じゃなくてケーブルか何かだとは思いますが戦...
15. 『機動戦士ガンダム00』の感想/第10話『ガンダム鹵獲作戦』 [ 空夢ノート ] 2007年12月09日 19:22
『機動戦士ガンダム00』企画:サンライズ/原作:矢立肇・富野由悠季/監督:水島精二/シリーズ構成:黒田洋介ガンダムを全く知らない、雑誌での予習もしてない管理人の、素人目線感想です。台詞から全体の流れを見てみよう、という感じで書き連ねてます。 →過去記事...
16. 機動戦士ガンダム00 10話「ガンダム鹵獲作戦」 [ Spare Time ] 2007年12月09日 20:23
『執拗な人革連の追撃に苦戦するガンダムマイスターたち。
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今回今までで一番楽しかったかもしれないです!
そしてハレルヤ@吉野さんゴチソウサマでした(*´Д`*)
Sどころか亀114@
17. 機動戦士ガンダム00 [ まるとんとんの部屋 ] 2007年12月09日 22:05
第10話「ガンダム鹵獲作戦(ろかくさくせん)」
直情的な表現で、
マイスター達のキャラクターに肉付けしている、
脚本に・・
失望した!
なんたる鬼畜なストレートな、残虐の..
18. MISSON10 ガンダム鹵獲作戦 [ 機動戦士ガンダム00 トラックバックセンター ] 2007年12月09日 22:32
機動戦士ガンダム00の第10話「ガンダム鹵獲作戦」に関する記事を書いたらトラックバックしてください。
初回放映日:2007/12/10
19. レビュー・評価:機動戦士ガンダム00/第10話「ガンダム鹵獲作戦」 [ ANIMA-LIGHT:アニメ・マンガ・ライトノベルのレビュー検索エンジン ] 2007年12月10日 01:40
品質評価 15 / 萌え評価 18 / 燃え評価 50 / ギャグ評価 19 / シリアス評価 31 / お色気評価 5 / 総合評価 27<br>レビュー数 184 件 <br>
<br>
第10話「ガンダム鹵獲作戦」のレビューです。
20. [アニメ][機動戦士ガンダム00]#10「ガンダム鹵獲作戦」 [ なにぬね〜独り言でもつらつらと〜 ] 2007年12月10日 11:09
セルゲイの作戦により、捕獲されてしまうキュリオス。そしてヴァーチェ。だがその時、二機に隠された力が人革連の部隊を破壊していく。 イオリア・シュヘンベルグの理想を体現したガンダムに対し、ガンダムマイスター達はあまり不完全。しかし、その完全なガンダムが、
21. 機動戦士ガンダム00 ♯10『ガンダム鹵獲作戦』 [ 風庫~カゼクラ~ ] 2007年12月11日 03:58
『知っている…僕はあの機体を知っているぞ!』 ガンダム4機中、なんでキュリオスが狙われたのかね? 変形型だから?それともアレルヤが二重人格だから(笑)??
22. クラブWカップ&エース黒木が引退&ガンダムOO [ 別館ヒガシ日記 ] 2007年12月12日 19:54
ガンダムOOは前回の続きで人革蓮セルゲイの作戦通り動かされピンチで
アレルヤは捕まるも自力で脱出し人格が変わりガンダムナドレには驚いたし
セルゲイはアレルヤの異変に気づき次はアレルヤの過去が分かりそうだし
のエースであるジョニー黒木が引退を表明し解説者に...
23. 機動戦士ガンダムOO 感想 第10話「ガンダム鹵獲作戦」 [ MOEだいありー ] 2007年12月24日 21:23
ガンダム10話の感想です。
序盤のほのぼのさが救いなのかな?というか、沙慈はもう少し男を見せた方が・・・。でも私はルイスのお母さんのあの頑ななくらい沙慈を娘のボーイフレンドとして否定している姿勢の方が気になります。ルイスってお嬢様だからもしかして政略結....







