これは佐菜からの私へのプレゼント。私にだけの贈り物(八代菜々香)

 まさにサービス回。作中一度しか出てこないらしい「パンチラ」を今回使用。また菜々香のスクール水着など、ここを逃したらもう出す機会がないといわんばかりのサービスを今回投入してきたわけですが……、えっと、これはこれからそんなほのぼのとした展開が懐かしくなるほどシリアスな展開が続くってことでしょうか。ちょっと不安。
 


 佐菜が普通に良い人であるが故に、菜々香の鏡を壊したら新しいのをプレゼントするし、でも、それを選ぶのを手伝ってもらった星野あさみさんにも同じレベルでプレゼントする。誠意溢れる良い奴だとは思うけれど、その誠意が元で、結果的に一番誠意を届けたい菜々香を裏切っていることに佐菜が気づいていない展開にヤキモキ。そんな風にヤキモキしながら今回のお話を見るわけですが、その誠意がラストに一つだけしかない小石の形で菜々香にだけ届くというのが憎い。多方向へ分散されていた佐菜の誠意が一気に菜々香に向くのが憎い。ああ、もう憎らしいぐらいイイ展開でしたー。ベタだけどやっぱりこういうのって良いよね。



 毎回毎回一区切り付けているのがイイです。前回にしても今回にしても、ヘンに引っ張らない。今回でいえば、佐菜が血が苦手っぽいのは何故かというお話とか。引っ張ろうと思えば引っ張れそうなんだけど、引っ張らない。プールでも時計を外さないことから、おそらく佐菜は向こうでリストカットをしていたんだろうなぁ、と視聴者が想像できるようにしている。……で、そこから立ち直れそうな佐菜の姿も同時に描いている。この辺り、安心して視聴者は見られるよなぁ、としみじみと思った。

 で、結局引っ張りたいのは、菜々香が何故ああも変わってしまったのかという点だけかと思うんですが、それもアニメでは書かないつもりなのかなぁ。ゲームの方では結構最後まで菜々香は頑なだというお話なんですが、アニメを見ている限りそうは思えない。もうすでに昔の菜々香っぽくなっているのは、そういう部分に触れないからかなぁ、とも思っています。



 そして、今回佐菜と菜々香の関係に一区切り打って、次回満を持して新キャラ、持田雛子登場。はっきり言って、一回予告を聞いただけでは何を言っているのかわからなかった(笑)。


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キミと夜空と坂道と