▼なんとなく(トラックバックされてくる感想を見ていると)評判が悪い感じがするダブルオーのオープニングですが、僕は結構好きだったりします。映像的にもそうですが、歌的にも好き(毎晩寝る前に聞いてます)。ここで「DAYBREAK'S BELL」の音楽的な良さをさらりと言えると良いんだけど、僕は音楽関係に関してさっぱり無知なので、OPの映像についてコメントしてみる。もう言うまでもなく、刹那とマリナさんの関係を匂わせる感じのOPで、マリナ・イスマイール応援ブログ(とはいっても何もしていないけれど(苦笑))の管理人としてはそれだけで大満足なんですが、冒頭の映像なんて結構見るところあるんじゃない?と思ったりします。軌道エレベーターを中心に、エクシアが地上に降りていく、天降っていくシーンですけれど、この辺り、色々と象徴的だと思います。エクシアが昇っていくのではなく降りていくのもそうですが、その軸に「軌道エレベーター」を置いているところとか。エクシアというか刹那が多分天降りする存在(天上と地上との間で思い悩んで、最終的に地上を選ぶだろう存在)だというのは、何度となく言っていますが、この「軌道エレベーター」も「地上」「天上」という観点から言うと、なかなか見過ごせない存在ではあります。「地上」と「天上」を繋いでいるというのが一点、エネルギー問題と関係しているので実は人々から「宇宙」(=天上)を遠ざけているのが一点。前者はそのままなので今の所は置いておくとして、後者ですが、この辺りはアニメージュ11月号に詳しく載っています。さらっと要約すると、「軌道エレベーター」建造に携わっていない国はその恩恵を受けられないというお話(エネルギー面にしか言及されていませんでしたが、多分乗ることもできない)ですが、そのためマリナさんのアザディスタン王国は困窮に喘いでいるのです。片や宇宙と地球を行き来し、宇宙にステーション(?)を建造している人革連のような国家群もあれば、マリナさんの国のような(国民の明日がまず心配、宇宙に行くなんてトンデモナイみたいな)所もある。それぞれの国に異なった背景があるし、まあいろんな人がいる。前回の雑記で、紛争の原因とか背景に深く踏み込まないのは、視聴者自身に調べてほしいから、みたいなことを書きましたが、あるいはそういう部分を蔑ろにするソレスタルビーイングってどうなの?と視聴者に問題提起しているような気もなきにしもあらず。って、これここで書いたな(笑)。
▼「軌道エレベーター」については尻切れトンボで終わっちゃった感があるんですが、この辺り今後の展開次第でまた何か考えてみよう。タイトルロゴが出る部分に描かれるぐらいだから、作中何かしら重要な位置を占めていると思うし、何よりあのヴィジュアルが好きだしね(笑)。

DAYBREAK’S BELL
アニメージュ 2007年 11月号 [雑誌]