「騙された……。こよりに、まんまと騙された」(森宮蒼乃)

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 あっ、あいばさんも感想書いてる!……と思わず、観る前に見てしまった(笑)。なるほど、「傘が永遠で折り紙が変化で」かー。
 あの「空色の傘」の空には変化がありませんが、傘自体にはまだまだ変化の余地が残っている(外側に空色を塗るなど)あたりが、救いですかね。「変化」サイドだという依人くんが今は所持しているというのも、キーでしょうか。


 ただ僕的には、依人くんはどっちサイドの人間なのかなぁ、と思いながら見ていたりします。空の変化は許容しますが、人間の変化を許容していない感のある依人くん。そして、彼の「写真」というのも、永遠とも取れるし変化とも取れるような気がして(写真は永遠に時間を閉じ込めるものであり、比較することで変化をも表現するものですし)。

 依人は割とどっちつかずで、永遠と変化を行ったり来たりするキャラクターなんじゃないかなぁ、と。



 では、変化サイドのキャラクターは誰かというと、それはもちろん石月真名さんで(笑)。依怙贔屓がすぎるな、と自分に突っ込みながらも、第一話で、

「人間だって、変化あるじゃない?」

 と述べた彼女が、変化する側で永遠サイドにアプローチするのは、不自然ではないかなぁ、と。いえ、どうせなら石月姉妹の方をセットにする方が、構成として美しいんじゃないかと思っただけですが。

 期待していますよ、石月姉妹!



 蒼乃さんとこよりちゃんが作った折り紙が鶴、亀――あとひとつがわからないけれど――というのが、面白いですね。鶴と亀は「鶴は千年亀は万年」と言われるように、長寿を表すもの。
 昼はカーテンを完全に閉じ、夜はカーテンを開けることから見ても、蒼乃さんは夜禍っぽいですが、こういうところにもヒントがありますね。

 うん、やっぱり、面白いな、sola。