(嫌な季節だ。湿り、澱んで、まあ、この腐った街には相応しい。俺の名前は久良沢凱。私立探偵だ。湿り澱んだ人の性をオレも見つめて生きてきた。信じられるものは誰もいない。愛するものは煙草だけ)

 うん、今回はつまらなかった(きっぱり)。
 前回の予告通りに、DTBの世界観ぶち壊し!的なお話(銀<イン>が饒舌とか)なら良かったけれど、ヘンにDTBなので、ギャグが滑って笑えません。まあ、黒<ヘイ>の「で、話ってのは何だ、フェルナンデス」は面白かったけれど。

 しかし、昔ながらのタバコ屋にとびきり可愛い女の子がいたり、言語をしゃべる猫がいるにもかかわらず、なぜかピンク色の髪は許容できないという不思議。なぜでしょうね(笑)。

 ここからは、久良沢凱の何事も怪しく考えてしまう思考に倣って、僕も妄想推理をかましてみる。しかし、松本保典さんが「ガイ」というキャラクターを演じていると、あのゲームを思い出します(笑)。


 まあ、あれだ、あの男は契約者じゃないんだろうなぁ。さらに言えば、彼もまた乗っ取られている側の人間なんじゃないかな。乗っ取っているのはもちろん松井菜桜子さん扮する弓月亜璃沙さん。……いや、さらに行こうか。あの未亡人も実は操られていて、本当の契約者は夫のサクタロウ。

 彼が殺して回っているのは、亜璃沙さんの不倫相手。香水を回収しているのも、彼女に疑いの目がかかるのを避けるため(その香水は亜璃沙さんが渡したものというわけです)。
 ちなみに、メイドが久良沢探偵を陰から見ているのも、凱が新しい不倫相手ではないかと警戒しているから(まあ、サクタロウさんの肉体は死んでるから、厳密には違うんだけど)。



 では、なぜあの男に憑依して、犯行を犯すのかというと、ひとつはもちろん、保身のため。もうひとつは、亜璃沙さん、鼻が悪いんじゃないかなぁ(凱の探偵事務所に入っても、無反応なところから)。回収した香水が、本当に自分のものかどうか確かめるためには、鼻がちゃんと機能している人間である必要がある(銘柄を見ればわかる、というのはナンセンス。あの香水はきっとサクタロウさんの手作りで、箱はどこにでもあるものなんだよ)。またあの男は、亜璃沙さんの不倫相手でも、あったのだろう(捕まったら、それはそれでOK)。



 うーん、ここまで上手いかどうかは別として、でっち上げてきたけれど、亜璃沙が凱に猫探しの依頼をする動機は思いつかなかった。猫探しは口実で、凱に近づき、肉体を行使しようとしているのかもしれないとは思ったのだけど。



 ……本気にしないで下さいね。ただのでっち上げ、もとい妄想。けれど、あの男が契約者じゃないというのは、的外れな意見じゃないと思う。凱に対して、怒りマーク浮かべてたし(笑)。



 ※追記。
「ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人」さんの感想を見て、ふと思い出した。そうか、猫<マオ>は憑依中に本体が死んでしまったという設定だったんだ。この設定をうまく作中で出すには、まさに同じようなことを別の契約者ですれば良い(それに対して、猫<マオ>にコメントさせる)。
 サクタロウさんが契約者というのは、一種のジョークだったけれど、猫<マオ>の設定を明かすには、実に好都合な存在。つまり、亜璃沙さんに乗り移っている最中に、本体が死んでしまったと考えられるんじゃないかと。
 乗り移った動機? それは、健全な男性諸君なら一度は考えることでは? しかし、それなら中学生みたいなやつだなぁ、サクタロウさん。いや、まさにDTBって「中学生の妄想を大人が体現する」っていうコンセプトなんだけど。

 松本保典さんが「ガイ」を演じるゲーム↓

テイルズ オブ ジ アビス





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