「星を見てたの?」
「こんな町中で?」
「ここから見える星空は、今じゃすべて偽物なのに?」


 コードギアスで予告が流れていて、気になったアニメ。
 第一話を見る限りでは、期待していたとおり楽しめそう(サスペンス調がスキ)。殺伐とした暗〜い雰囲気かとも思いましたが、最初の方で地味に遭遇している黒<ヘイ>と霧原未咲には、笑ってしまった(こういう演出もスキだ)。気負わずに時々感想を書いていこうかなぁと思います(アニメの感想は大体そういう感じですが)。

 初見ではちょっと内容が把握できなくて、色々調べてみた(ネット試写会とかあったみたいです)。

 基本的には二話で一つという構成。
 黒<ヘイ>は女性と関わりを持っていく。
 契約には対価が必要。
 契約者には心がない。
 契約者が死ぬと、星が流れる。

 と、そんな感じ。意味がわからない言葉があまりにも多くて、公式ホームページにでも用語集を作ってほしいなぁと思ったり(本編で解説されるなら無問題)。


 タイトルからして「黒よりも暗き者」と黒色を強調していますが、重要なのはむしろ白色なんだろうなぁ。OPのラストの少女然り、EDの白い花然り(あのお花、何ですか?)。白と黒、だから何なんだと問われれば、まだわかりませんけれど。まあ、今回のターゲット、篠田千晶のコートが白いのは、十中八九絵面の問題だと思いますが。



 契約者の特徴として、「心」がない(公式HPなら人間的感情が希薄)ということですが、第一話を見る限り、非常にアバウトだと思います。千晶がジャンの能力を見るまで、契約者だとわからなかったように、基本的には能力を使わなければ、契約者だと判断できないようです。
 というか、もともと「心」なんて曖昧なもので、あってないようなものだからなぁ。普通の契約者と「心」があるという黒<ヘイ>との差が現段階ではいまひとつわかりませんが、「合理性」というのがキーワードなのかな。
 黒<ヘイ>は他の契約者と比較して、ある程度「合理性」がない。今回も、ターゲットと親しくなる必要はないのに、千晶を助け信頼を勝ち取ろうとしているように。こういうプロセスから導かれる何かに「心」があると、とりあえず今は考えてみる(次回でわかると思うんだけど、どうだろう?)。



 黒<ヘイ>の冷酷さは、ある程度感情を押し殺している部分もあると思うけれど、基本的にはあれが彼の本性(だと黒<ヘイ>は思っている)。李の優しさは、計算された「優しさ」で、任務のためにそういう人間を演じている。でも、人に「あなたって優しいよね」とか言われて苦悩する。……って、人間失格かよっ!
 人間失格云々は冗談としても、この作品のテーマはある種の「優しさ」ではないかと思っています。計算された「優しさ」は、本当の優しさではないのか、みたいな。
 ……とか偉そうなことを言ってますが、決定的に力不足な僕ですから、自信はない。話半分で聞いてくださいね。話が進むにつれて、わかるようになればいいなぁと思う次第です。わかる人にはちゃんと初回を見ただけでわかるんだろうなぁ、と思うと少し悔しい。そういう脚本が優れているとも思いますし。



 次回の千晶の扱い如何で、この作品のカラーも決まるかと思いますが、毎回ヒロインが入れ替わるということで、まあそういうカラーになるのだろうなぁ、と。
 それにしても、もう少し千晶を掘り下げた方が良かったのではないかと思ったり。前編、後編と分けるなら、なおのこと、ミステリー調がマッチすると思うんだけどなぁ(前編で手掛かりを掲示→後編で解決)。




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