旧サブカル・カムカム

ともだちナメんな！／『Ｙｅｓ！プリキュア５』第02話／感想

「だから、りんちゃんもプリキュアになるのっ。けって～い♪」
「悪いけどパス」
「えっ、なんで？」
「用事あるから」

　と夏木りんは華麗に勧誘をかわしますが、良いのかこれで。ココものぞみの勧誘をとめませんが、プリキュア勧誘しちゃって良いんですか（笑）。変身ヒーローやろうよ、と勧誘する変身ヒーローを初めて見たような気がします（ヒーローじゃないけれど）。こういうところは部活っぽいですね。
　今週のこまち先輩も素敵でしたが……、うん意外とのぞみと気が合いそうだ（かれん先輩はりんと合いそう）。今回は五人ということで、色々な組み合わせで物語があると嬉しいなぁ（うららとかれん先輩とか期待）。

「ともだちナメんな！／『Ｙｅｓ！プリキュア５』第02話／感想」続きを読む

2007年02月11日│トラックバック(6)│アニメ／感想│

　僕の感想が魚だとしたら、そのあまりの矮小さと見苦しさに、釣り人も釣りをやめてしまうだろう。／伊坂幸太郎『フィッシュストーリー』／感想

「礼なら父に」

　二十数年前に解散したバンドの音楽が世界を救う表題作『フィッシュストーリー』を含め、『動物園のエンジン』『サクリファイス』『ポテチ』の四編が収録された短編集。この中で断然面白いのは表題作だと思いますが……、うーん。
　伊坂幸太郎さんらしい作品群だとは思いますが……、うーん。それほど面白いとは思いませんでした。何故だろう？

　本作は、伊坂幸太郎さんの諸作品を読んでから読んだ方が良いよ、という感想が多いんですが、割と初めての人も楽しめるのではないかと思います。むしろ伊坂幸太郎は今回が初めてです、という人の方が楽しめそうな気がします。「かもめは本を読まない。」で続きを読む。

「　僕の感想が魚だとしたら、そのあまりの矮小さと見苦しさに、釣り人も釣りをやめてしまうだろう。／伊坂幸太郎『フィッシュストーリー』／感想」続きを読む

2007年02月11日│トラックバック(5)│小説／感想│

嫁に来ないか／原田マハ『カフーを待ちわびて』／感想

　幸はお構いなしに、豚の耳皮も、血の炒め物も、ぱくぱくと軽快に食べている。色白で細身のくせに、食べる様子は腹ペコのおてんば娘のようだ。

　カフー、それは「果報」を意味する方言で、黒いラブドール犬の名前だった。
　沖縄の離れ小島で雑貨商を営む友寄明青は、ある日「幸」と名乗る女性から手紙を受け取る。冗談半分で書いた絵馬の言葉「嫁に来ないか、幸せにします」を読んで、この手紙を認めたという。
　自分を訪ねるという彼女を母親と重ねながら、一週間二週間と明青は待ち続けるが、「幸」はやって来ない。三週間待ち続けてようやく区切りをつけた明青だったが、「幸」は本当にやって来て――

　というお話です。めちゃくちゃ面白いので、一度読んでみてください。
　この本を読むと、ふらりと沖縄に行ってみたくなります。修学旅行の印象で、沖縄の料理にはあまり良い印象がないですが、おばあの作った料理を僕も食べたいよ！
「かもめは本を読まない。」で続きを読む。

「嫁に来ないか／原田マハ『カフーを待ちわびて』／感想」続きを読む

2007年02月10日│トラックバック(0)│小説／感想│